看護師・介護職・保育士からWebの仕事へ|資格職のデイトラ卒業生30人の実例と学び方

【体験談】看護師から他職種に転職するには? 成功事例に学ぶ手順と共通点

「看護師の夜勤がきつくて、この先も続けられるか不安」
「介護や保育は体力勝負。在宅でできる仕事に変えたいけれど、資格を手放すのが怖い」
そんな悩みから、Webの仕事を調べ始めた方もいるのではないでしょうか。

本記事は、オンラインスクール「デイトラ」を運営する株式会社デイトラの情報局の記事です。卒業生インタビューから資格職出身の人を数え、学んだコース、夜勤やシフトと両立した学習時間の作り方、最初の仕事までの期間とルートを整理しました。

この記事の結論

・情報局で公開しているデイトラ卒業生インタビュー256人分のうち、医療・介護・福祉・保育・美容の資格職や専門職からWebの仕事を始めた人は30人です。学んだのはWebデザイン(16人)とWeb制作(14人)が中心です。
・30人のうち12人は本業と並行、6人は育児と並行して学びました。仕事後の3時間、出勤前の朝、通勤時間などで学習時間を作っています。
・インタビュー当時の働き方は、フリーランス16人、副業9人、Web系への転職・就職9人です(重複あり)。
・始めるなら、Web制作コース(専門実践教育訓練給付金の対象)、Webデザインコース、40講座以上の学び放題(198,000円)が候補です。

資格職からWebの仕事を始めたデイトラ卒業生は30人

集計の条件は次のとおりです。情報局で公開している卒業生インタビュー256人分のうち、学習を始めた時点、またはその直前まで(休職・育休・休業中を含む)の仕事が、医療・介護・福祉・保育・美容の資格職や専門職だった人を数えました。医療事務・歯科受付などの事務職、教員、以前にその仕事をしていただけの人は含めていません。

学習開始時の仕事 人数
看護師・助産師 7人
介護・福祉(介護福祉士、介護職員、ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、デイサービス職員) 5人
臨床検査技師・放射線技師 4人
理学療法士・作業療法士 3人
管理栄養士 3人
薬剤師 2人
美容師・エステティシャン 2人
保育士 1人
その他(獣医師、整体師、病院の医療スタッフ) 3人
合計 30人

30人が何を学び、どう働いているかは次のとおりです(インタビューで語られた範囲の集計)。

項目 内訳(30人)
学んだコース(複数受講あり) Webデザイン16人、Web制作14人、Shopify4人、動画編集4人、転職支援系4人(うち3人は現在募集を終了したリスキリング転職コース)、ほかWebアプリ開発・Webマーケティング・Java各1人
学び方 本業と並行12人、育児と並行6人、退職・休職して専念6人、記載なしなど6人
最初の仕事のルート クラウドソーシング8人、求人・転職活動6人、デイトラのコミュニティや案件紹介4人、知人・前職のつながり4人、メール営業など2人、その他・記載なし6人
インタビュー当時の働き方(重複あり) フリーランス16人、副業9人、Web系に転職・就職9人

資格職の卒業生は、WebデザインかWeb制作から入り、フリーランスとして独立した人が最も多いという結果でした。資格職の仕事を続けながら副業にしている人もいます。

目次

資格職からWebの仕事を始めた卒業生8人の実例

職種と働き方が異なる8人を紹介します。肩書きや数字はインタビュー当時のものです。

名前 前職 学んだコース 最初の仕事まで インタビュー当時の働き方
ゆきうさぎさん 介護福祉士 Web制作 営業開始から約1週間 フリーランスのWebディレクター
taekoさん 訪問看護師 Webデザイン 未経験から約5か月 フリーランスのWebデザイナー
MiAさん 病院の管理栄養士 Webデザイン 受講開始から約3か月 管理栄養士+副業Webデザイナー
とぅさん 臨床検査技師 Web制作 受講後、約2か月の営業を経て 臨床検査技師+副業コーダー
りかさん 保育士 Webデザイン 受講開始から1週間足らず(受講前から副業経験あり) フリーランスのWebデザイナー
shihoさん 訪問作業療法士 Webデザイン 学習開始から約3か月で営業開始 フリーランスのWebデザイナー
あきひろさん 病院の医療スタッフ Shopify 時期の記載なし(クラウドソーシングで受注) 医療スタッフ+副業Shopifyエンジニア
しゅんさん 獣医師 Web制作・転職支援 約半年のフリーランスを経て転職 医療業界向けIT企業のコーダー

ゆきうさぎさん(元介護福祉士・フリーランスのWebディレクター)

介護施設で約4年、介護福祉士として働いていました。「介護の仕事は体力勝負で夜勤もあり、生活が不規則になってしまいがちだった」と話し、体調を崩して休職していた時期にWeb制作コースで学び始めました。制作会社へのメール営業を始めて約1週間で初案件を受注しています。営業を始めて3〜4か月目に前職の収入を超えたそうです。
ゆきうさぎさんのインタビューを読む

taekoさん(元訪問看護師・フリーランスのWebデザイナー)

子どもの体調不良をきっかけに訪問看護を辞め、在宅で働ける仕事としてWebデザインコースを選びました。予定のない日はほぼ毎日学習し、2025年1月後半からクラウドソーシングで1日5件ほど応募して、2月18日に初受注。未経験から約5か月でした。Figmaが使えることが応募条件の案件が多く、学んでおいてよかったと振り返っています。
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MiAさん(病院の管理栄養士・副業Webデザイナー)

病院でフルタイムの管理栄養士として働きながら、2025年2月末にWebデザインコースを始めました。仕事のあとに平均3時間、最近は朝の1〜2時間も学習にあてています。受講2か月目にデイトラのデザインコンペで優秀賞を受け、それがきっかけで受講約3か月で初案件につながりました。
MiAさんのインタビューを読む

とぅさん(病院の臨床検査技師・副業Webコーダー)

「早出や夜勤があり不規則で、今後ずっと続けるのはしんどくなるだろうなと」考え、2024年4月末から働きながらWeb制作コースを受講しました。中級・上級編を終えるまでに約3か月。受講後はクラウドソーシングで合計20件ほど応募し、受からない期間が2か月ほど続いたあと、コーディングとWordPress入稿の案件で初受注しています。
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りかさん(元保育士・フリーランスのWebデザイナー)

保育士として再就職したあと、育休を機に働き方を見直し、Webデザインコースを受講しました。受講前から副業でバナーなどを作っていたこともあり、受講開始から1週間足らずでロゴ制作を受注しています。副業のころは週3日を保育士、残り2日を自宅でのデザインの仕事にあてていました。インタビュー当時は1歳7か月の娘を自宅保育しながら活動し、収入は多い月で保育士時代と同じくらいだそうです。
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shihoさん(元訪問作業療法士・フリーランスのWebデザイナー)

作業療法士の仕事にやりがいを感じながらも、体力的にハードで、家に帰ると疲れ切ってそのまま寝てしまう日がほとんどだったといいます。Webデザインコースで学び、学習開始から約3か月で営業を始めました。卒業後約1年でフリーランスとして独立し、10社以上と取引しています。
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あきひろさん(病院の医療スタッフ・副業Shopifyエンジニア)

40代後半で、病院でフルタイム勤務しながらShopifyコースを受講しました。片道1時間の通勤と昼休みに動画で学び、帰宅後は夜9時から約3時間を手を動かす時間にあてました。初案件はクラウドソーシング経由です。副業の売上は1年目が約160万円、2年目が約300万円、3年目も300万円超で、本業を続けながら副業4年目を迎えています。
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しゅんさん(元獣医師・医療業界向けIT企業のコーダー)

動物病院や動物園、畜産の現場で働き、急な呼び出しや休日出勤で労働時間が読めない生活でした。Web制作コースで学び、半年間フリーランスに挑戦したあと、転職支援コースで書類のチェックや面談のサポートを受けて約100社にエントリー。35歳で医療業界にITサービスを提供する企業に転職しました。
しゅんさんのインタビューを読む

※ここで紹介した内容は個人の成果であり、同様の成果を保証するものではありません。

夜勤・シフト勤務と両立した学習時間の作り方

学習時間の作り方は、大きく5つに分かれます。

時間の作り方 実例(インタビュー当時)
仕事のあとにまとまった時間を取る MiAさん(管理栄養士)は仕事後に平均3時間。すがはらさん(看護師)は勤務が不規則なため、できる時に仕事終わりに学習
出勤前の朝を使う りきさん(薬剤師)は毎朝6時に起きて出勤までの約2時間。りななりさん(シフト制の管理栄養士)は出勤前に学習。Mutsumiさん(ソーシャルワーカー)は朝5時に起きて作業
通勤や昼休みのすき間を使う あきひろさん(医療スタッフ)は通勤中と昼休みに動画で学習
短くても毎日触れる しゅんさん(獣医師)は忙しい日は5分だけでも。あんこさん(看護師)は育休中に5分でも10分でも
休職・育休・退職の期間にまとめて学ぶ ゆきうさぎさんは休職中に学習。むぎさん(理学療法士)は退職後、1日平均8〜10時間

シフト制だったりななりさんは、Webの仕事に移ってから「前職のシフト制だったころと比べて時間の調整がしやすくなりました」と話しています。体力に波がある人は、学習時間を毎日同じ長さにそろえるより、勤務に合わせて「朝」「夜」「すき間」を使い分ける人が多い印象です。

シフト勤務でも続けやすいデイトラの仕組み

  • 教材は無期限で見られる:学び放題も単体コースも、教材の閲覧に期限はありません。
  • 質問サポートは1年間:学び放題・単体コースともに、メンターへの質問は1年間できます(教材の範囲内の技術的な質問が対象です)。
  • 質問はDiscordで24時間受付:夜勤明けや深夜でも質問を送れます(回答はコースごとの時間内)。

臨床検査技師のとぅさんは、デイトラを選んだ理由の1つに動画教材が無期限で見られることを挙げ、「本職で不規則な勤務体系で働いているので、自分のペースで進められるのがありがたかった」と話しています。

最初の案件・転職までの期間とルート

最初の仕事までの期間は人によって大きく違い、MiAさんとむぎさんは受講開始から約3か月、taekoさんは約5か月でした。子育てをしながら学んだぬいさん(管理栄養士)は、2023年7月の受講開始から2025年1月の初受注まで1年半ほどかけています。

30人の最初の仕事のルートは、クラウドソーシングが8人で最も多く、次いで求人・転職活動が6人、デイトラのコミュニティや案件紹介と、知人・前職のつながりがそれぞれ4人でした。どのルートでも、最初は応募を重ねています。介護福祉士だったゆきうさぎさんは「実績のないうちはいくら応募してもなかなか返信が来なくて」と振り返りつつ、数をこなして初受注にたどり着きました。

転職を選んだ人では、整体師のじんとさんが転職活動約2週間、理学療法士のエミリーさんが約1か月半で内定を得ています(2人が受講したリスキリング転職コースは募集終了)。現在の転職支援コース(49,800円)は、キャリア面談・職務経歴書の添削・面接対策などのマンツーマン支援と3か月のチャットサポートで、転職先の斡旋や転職保証はありません。

資格や現場の経験を活かす道

資格職の経験をWebの仕事にそのままつなげた例もあります。獣医師だったしゅんさんは、転職活動で獣医師としての経験や知識、人脈を強みとしてアピールし、医療業界にITサービスを提供する企業に入社しました。「獣医師だった経験を活かして、医療業界とIT業界をつなぐ役割を担っていきたい」と話しています。

作業療法士だったshihoさんは、将来は医療や福祉の分野にデザインで貢献したいと語っています。看護師から転職したすがはらさんは、面接で看護師としての経験をIT業界でどう活かせるかを具体的に話せるよう準備したそうです。

一方、30人の中に医療系のWebライティングや医療機関のサイト制作を主な仕事にしている実例は見当たりませんでした。資格は面接で語れる経験になりますが、まずはWebのスキルで仕事を取れる状態を作った人がほとんどです。

看護師から転職した卒業生の働き方は、次の記事でも紹介しています。

どの講座から始めるか(Web制作・Webデザイン・学び放題)

講座 料金(税込) 向いている人 30人の中の受講者
Web制作コース(単体) 129,800円(専門実践教育訓練給付金の対象) コーディングでサイトを作る仕事や、Web系への転職を目指す人 14人
Webデザインコース(単体) 129,800円 バナーやサイトのデザイン、Figmaを使う仕事を目指す人 16人
Shopifyコース(単体) 99,800円 ECサイトの構築を仕事にしたい人 4人
学び放題 198,000円の買い切り(24回分割なら月8,250円〜、元金のみ) 複数のスキルを組み合わせたい人 —(2026年9月開始)
転職支援コース 49,800円 Web系への転職活動を個別に支援してほしい人 4人(うち3人は募集終了のリスキリング転職コース)

学び放題は、Web制作・Webデザイン・Shopify・Webマーケティング・営業/案件獲得など40講座以上を受け放題にしたプランです。プロの課題添削、1年間の質問サポート、受講生専用コミュニティ、講師・メンターとの交流会や相談会も含まれ、教材は無期限で見られます。なお、198,000円は「学び放題リリース記念キャンペーン」の価格で、2026年中に終わる見込みです(AI時代のWeb人材になるには?未経験からの学習ロードマップ4STEPより)。

Web制作コースは専門実践教育訓練給付金の対象

Web制作コース(単体)は、厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」の対象講座です(指定期間は2026年4月1日から)。雇用保険の加入期間などの条件を満たすと受講料の50%、修了後に就職するなどの条件を満たすと最大80%が支給されます。受講を始める前に、ハローワークでの手続きが必要です。対象として発表されているのはWeb制作コース単体です(出典:PR TIMES)。経済産業省の支援事業を使ったリスキリング転職コースは募集を終了しています。

資格職からWebの仕事を目指す人のよくある質問

Q. 看護師や介護職などの資格職からでも、Webの仕事に移れますか?

実例はあります。情報局の卒業生インタビュー256人分のうち、資格職や専門職から学び始めた人は30人で、インタビュー当時はフリーランス16人、副業9人、Web系への転職・就職9人(重複あり)でした。いずれも個人の成果です。

Q. 夜勤やシフト勤務があっても、学習を続けられますか?

30人のうち12人は本業と並行して学んでいます。デイトラの教材は無期限で見られ、質問サポートは1年間、質問はDiscordで24時間受け付けています(回答はコースごとの時間内)。

Q. 仕事を辞めてから学ぶべきですか?

30人の内訳は、本業と並行12人、育児と並行6人、退職・休職して専念6人です。独立した人の中には収入が安定しない時期があったと話す人もいるため、生活費の見通しと合わせて決めるのが現実的です。

Q. 最初の案件を取るまで、どのくらいかかりますか?

人によって違います。受講開始から約3か月で受注した人もいれば、1年半ほどかけた人もいます。ルートはクラウドソーシングが最も多く、30人中8人です。

Q. 資格や医療・福祉の経験は、Webの仕事に活かせますか?

活かした例はあります。獣医師だったしゅんさんは、業界の経験を強みにして医療業界向けのIT企業に転職しました。ただし30人の多くは、まずWebデザインやWeb制作のスキルで仕事を取っています。

Q. 給付金は使えますか? 転職の斡旋はありますか?

Web制作コース(単体)は専門実践教育訓練給付金の対象で、条件を満たすと受講料の50%、最大で80%が支給されます(受講開始前にハローワークでの手続きが必要)。デイトラに転職先の斡旋や転職保証はありません。

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