安易な脱サラは危険!?フリーランスになる前に理解しておくべき注意点や必要な準備を徹底解説

安易な脱サラは危険!?フリーランスになる前に理解しておくべき注意点や必要な準備を徹底解説
こしば
脱サラしてフリーランスになりたい…。
サラリーマンの間に準備しておくべきことはあるのかな?

脱サラとは、サラリーマンをやめて自分で独立した働き方を選択し、新しい収入源を確立すること。一昔前までは「脱サラ=店舗を経営する」というイメージが強かったものの、最近ではWebスキルを身に付け、フリーランスとして独立する方が増えています。

フリーランスは、場所や時間に縛られず自由な生活を手に入れやすい一方で、全ての問題が自己責任の厳しい世界。そのリスクを理解しないまま脱サラすると、思わぬところで失敗するかもしれません。

将来的に脱サラを考えているなら、フリーランスにどんな側面があるのかや、サラリーマンの内にやっておくべき準備について知っておく必要があるでしょう。

そこで今回は脱サラしてフリーランスになるメリット・デメリットや、退職前にやっておくことについて解説していきます。

本記事の内容
・脱サラして独立するメリット・デメリット
・フリーランスになる前にやるべきこと

会社を辞める前にやるべきことってある?
脱サラ前にフリーランスのメリット・デメリットを知っておきたい。

こう考えていた方は、ぜひ参考にしてみてください!

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脱サラしてフリーランスになる3つのメリット

早速ですが、脱サラしてフリーランスになるメリットは以下の3つです。

  1. ワークスタイルの自由度が高い
  2. 努力や実績に応じた報酬が得られる
  3. 定年退職をする必要がなく生涯現役で働ける

それぞれ解説していきます。

1.ワークスタイルの自由度が高い

フリーランスのメリットといえば、ワークスタイルの自由度が高いこと。

脱サラすれば、社則にとらわれず自分の好きな時間や場所、服装で仕事ができるでしょう。自宅勤務が可能な職業であれば、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に揺られる必要もありません。

とはいえ、当然ながら職種によっては働き方に制限があります。

例えば、Webスキルを身につけてリモートワークをしている人と、飲食店を経営して毎日現場に出ている人では、働く環境が全く異なるでしょう。選ぶ仕事によっては、思ったより自由度が低くなる可能性もあるのです。

さらに、独立初期はスキルアップに時間を費やす必要があるため、自由と程遠い生活かもしれません。

「脱サラ=自由な生活」と安直に考えるのではなく、フリーランスでどんな生活を求めるのかや、どれくらいの収入を得ていくつもりなのかを明確にしておく必要があるでしょう。

2.努力や実績に応じた報酬が得られる

サラリーマンは基本的に固定の給与が振り込まれる月給制であるのに対し、フリーランスは自分が生み出した価値に対してお金が支払われる成果報酬型です。つまり努力や実績に応じた報酬が得られるフリーランスには、収入の天井がありません。

働き方によっては、サラリーマン以上に高収入を得るのも夢ではないでしょう。

ただし、フリーランスは収入の保証がない点には注意が必要です。自身のスキルを磨き続けたり、適切な営業をしていったりしなければ収入がゼロになる可能性も無きにしも非ず…。

フリーランスの報酬形態は大きなメリットですが、収入減のリスクを抱えるデメリットでもあると覚えておきましょう。

3.定年退職をする必要がなく生涯現役で働ける

フリーランスは定年退職する必要がないため、生涯現役で働けるメリットもあります。

サラリーマンの場合、いくら働く意欲や能力があっても定年を迎えたら退職せざるを得ません。継続して雇用してもらえるとしても、減給や降格など何かしら条件を定められるケースが一般的でしょう。

対してフリーランスは働き方に関する決定権が全て自分にありますから、続けられるところまで仕事を頑張れます。

老後の年金生活に不安を感じる方や、やりがいを持って働き続けたいと考える方にとっては非常に魅力的な働き方だと言えるでしょう。

ただし、フリーランスは社会保障がサラリーマンほど手厚くありません。病気や事故で休んだときの給付金から、サラリーマンなら受け取れる退職金、厚生年金まで、フリーランスは対象外です。

今後フリーランスとして活動するつもりなら、「小規模企業共済」や「国民年金基金」など+αの社会保障へ加入して将来に備えておくべきでしょう。

脱サラしてフリーランスになる3つのデメリット

脱サラしてフリーランスになるなら、以下3つのデメリットについても理解しておく必要があります。

  1. 収入が不安定になりやすい
  2. 休みが不規則になりやすい
  3. 全ての問題が自己責任になる

退職後に「こんなはずではなかった…。」と後悔しないよう、フリーランスが自分にあった働き方かどうかしっかり見極めてくださいね。

1.収入が不安定になりやすい

脱サラしてフリーランスになる大きなデメリットは、収入が不安定になりやすいこと。

フリーランスは、基本的に自分が仕事をした分だけ収入が得られます。そのため、経験や実績の少ない脱サラ直後〜1年程度は安定した収入が確保できない可能性があるでしょう。

そもそもですが、フリーランスが年間を通して安定的な利益を出すためには、正しい方向への努力と根気、継続力が必要です。以前よりもフリーランスを目指すハードルが下がりつつある一方で、実際は脱サラに失敗し会社員に戻る人も少なくありません。

なお、「中小企業庁」の調査によると、個人事業主(フリーランス)全体の廃業率は1年で37.7%、3年で62.4%。さらに10年間の廃業率はなんと88.4%であることが判明しています。この結果からも、フリーランスで独立し生活することはそう甘くはないと分かりますよね…。

脱サラすると決めているなら、少なくとも「数年間は油断できない」と理解しておきましょう。

2.休みが不規則になりやすい

フリーランスは、休みが不規則になりやすいデメリットもあります。

当然ですが、有給休暇はありませんし、仕事の状況によっては休む暇がないことすらあるでしょう。

自分自身が動かなくても収入を得られる仕組みを作っていれば別ですが、脱サラ初期はなかなかそうも上手くいきません。仕事を請け負う量によっては、一定の周期で休めず不規則な生活になったり体調を崩したりする可能性も考えられます。

フリーランスとして活動していくなら、自分の身体と相談してバランスよく休みを取り入れる自己管理能力も求められるでしょう。

3.全ての問題が自己責任になる

脱サラしてフリーランスになると、事業に関すること全てが自己責任になります。

サラリーマンの場合、万が一あなたがミスをしても責任を担うのは基本的に「組織」です。よほどのトラブルでない限り、個人に責任を追求されたり仕事を失ったりすることはないでしょう。

しかし、フリーランスに会社の後ろ盾はありません。何かトラブルが発生すると個人の名前に傷が付き、最悪の場合今後の仕事を失う可能性もあるのです。

脱サラをすると、職場の人間関係や会社独自の古い習慣から解き放たれる代わりに、今まで以上に仕事の精度や時間の使い方に気を遣う必要があることを覚えておきましょう。

脱サラしてフリーランスになる前にやるべきこと4つ

「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように、脱サラ前の入念な準備は欠かせません。

フリーランスになる前に、以下4つの準備は済ませておきましょう。

  1. クレジットカードやローンに申し込んでおく
  2. 社会保障切り替え手続きの準備を済ませておく
  3. 税金の知識をある程度身につける
  4. 副業として仕事をしながらスキルを身につける

1.クレジットカードやローンに申し込んでおく

クレジットカードの作成やローンの契約を考えている方は、サラリーマンとして働いている間に申し込みを済ませておいてください。

会社に勤めるサラリーマンに比べフリーランスは収入が不安定な分、社会的信用度が低くなりがちです。特に独立して間もないフリーランスは、社会的な信用度が重要視される車や家のローン、クレジットカードの審査に通りにくくなる可能性があるでしょう。

ただし、フリーランスが今後ずっと信用を得られないわけではありません。フリーランスであっても、一定水準もしくはそれ以上の所得を得つつ活動を長期間継続すれば、事業が成功しているとみなされ徐々に信用を得られるようになります!

2.社会保障切り替え手続きの準備を済ませておく

会社を退職すると、社会保障の切り替え手続きが必要です。

例えば、脱サラ後に加入する必要のある社会保障制度は以下の2つ。

  • 国民健康保険
  • 国民年金

実際に手続きをするのは脱サラ後ですが、事前に必要な書類の準備や手続き手順の確認を済ませておくと良いでしょう。

なお、フリーランスは雇用保険や労災保険に加入できません。フリーランスが仕事を失ったり子育てや介護で休業したりしても手当てが一切受け取れず、どんな事情であれ仕事を休めば収入がゼロになります。

そのため、脱サラ後にサラリーマンとの格差を少しでも解消するなら、以下のような精度の活用も検討しておくべきでしょう。

  • 国民年金基金
  • 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)
  • 小規模企業共済

フリーランスの社会保障については以下の記事で詳しく解説しているので、脱サラ前にぜひチェックしておいてください↓

3.税金の知識をある程度身につける

今後フリーランスとして活動するなら、税金の知識はある程度身につけてから脱サラすべきでしょう。

サラリーマンは経理処理や確定申告など事務関係の業務は会社が代行してくれるため、税金の知識がなくても困りません。しかし、脱サラすれば、納税から申告まで全て1人で行なう必要があります。さらに収めた税金に過不足があった場合、その対応や責任は全て自身が請け負わなければなりません。

税金に関する知識を身につけておかなければ、年間数十万円損をする可能性も無きにしも非ずです。税金については独立してから学んでも問題ありませんが、本格的にフリーランス活動を始める前に身に付けておくと安心でしょう。

なお、フリーランスにおける税金の基礎知識は以下の記事で紹介しています。脱サラを考えている方はこちらも併せてご覧ください↓

4.副業として仕事をしながらスキルを身につける

フリーランスとして独立を考えているなら、脱サラ前から副業として仕事に挑戦しながらスキルを身に付けておくと安心です。

そもそも、脱サラ後すぐにフリーランスとして生計を立てられるかどうかは、スキルの有無によると言っても過言ではありません。極論スキルゼロでも独立は可能ですが、その後も安定した収入を得られるほど甘くないのが現実です。

また、実際に仕事を受注してみない限り、自分のスキルがどれくらい現場で通用するのか、どれくらいの金額を得られるのかを掴めません。脱サラ後にいきなり案件を得て生計を立てるのは、現実的ではないと言えるでしょう。

これからスキルを習得してフリーランスを目指したいと思っている方は、以下の記事も併せてご覧ください↓

脱サラしてフリーランスになるかどうかは慎重に判断しよう!

以上、脱サラすればワークスタイルの自由度が高くなりますが、自己管理能力や計画性が求められます。

脱サラに憧れるサラリーマンは多いものの、フリーランスはあくまで働き方の選択肢に過ぎません。人によっては給料が保証されたサラリーマンが向いている場合もありますし、完全成果主義であるフリーランスの働き方は負担に感じる可能性もあるでしょう。

脱サラするか否かで大切なのは、「自分が何を重視し、それらをどのように実現しようと試みるか」を考えることです。

フリーランスのメリット・デメリットをしっかり加味したうえで、脱サラするかどうかは慎重に判断してくださいね!

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