【初心者必見】フリーランスWebデザイナーが陥りやすい“3つの罠”とその対策

【初心者必見】フリーランスWebデザイナーが陥りやすい“3つの罠”とその対策

Webデザイナーは場所や時間に縛られず、自分の感性を活かせる魅力的な仕事です。なかでもフリーランスは、理想の働き方を実現しやすいと人気があります。

でも、その自由の裏には、見落としがちな落とし穴も。とくに始めたばかりの頃は、思わぬトラブルに悩まされることもあります。

この記事では、初心者のフリーランスWebデザイナーが陥りやすい「3つの罠」と、それぞれに対する具体的な対処法をご紹介します。

これからの働き方をよりスムーズにするヒントとして、ぜひ参考にしてください。

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ももさん
【講師プロフィール】
ももさん(@momo_web24
デザイン会社社長。WebアプリのUI/UX設計からHP、ロゴ作成まで幅広くWeb制作に携わっている。デイトラWebデザインコースのメンター。

罠1:修正地獄にハマる

フリーランスWebデザイナーとして最初につまずきやすいのが、終わらない修正対応です。

デザインを提出したあと、「ここだけ直して」「やっぱりこっちで」と修正依頼が何度も続き、気づけば想定していた工数を大幅にオーバーしてしまうというのは珍しくありません。

修正が増える背景

原因の多くは、ヒアリングや初期のすり合わせ不足、要望の認識違いにあります。

特に、ちょっとした変更に見えても、実際には構成全体に影響するようなケースもあり、作業が思った以上に膨らんでしまうことがあります。

また、クライアント側も、制作の工程や手間を細かく把握しているとは限りません。

そのため、意図せず大きな修正につながる依頼をされることもあります。

対策:事前の準備と伝え方が重要

このトラブルを防ぐために、まず大切なのは最初のヒアリングを丁寧に行うことです。

クライアントの要望をしっかり聞き出し、可能な限り細かく内容を把握した上で、デザインに入るようにしましょう。

また、修正回数や対応範囲を最初に明示することもとても重要です。

たとえば、「軽微な修正は3回まで」「大きな構成変更は別途お見積もりになります」といった形で明示しておくと、後からのすれ違いが減ります。

いきなり完成形を出すのではなく、ワイヤーフレームやラフ案などで段階的に確認を取りながら進めるのも効果的です。

進行中に少しずつ擦り合わせていくことで、手戻りを減らし、スムーズに進行しやすくなります。

ももさん
クライアントとのズレを減らすには、いきなり完成形を出すより、小さな確認を重ねるのがポイントです。
修正はゼロにはできませんが、迷走することは防げますよ!

罠2:単価交渉の失敗

初心者のうちは「経験が浅いから」「実績が少ないから」と自信を持てず、つい安く引き受けてしまいがちです。

気づけば時給換算で数百円…ということも珍しくありません。

単価を低く設定してしまう背景

単価を低く設定してしまう理由には、次のようなものがあります。

  • 業界全体の相場がよくわからない
  • 「まずは実績を作りたい」という思いが強すぎる
  • 断られるのが怖くて、交渉を避けてしまう

このような気持ちが重なると、やりがいよりも疲労感が勝ってしまい、モチベーションを保つのが難しくなります。

対策:事前準備と提示の工夫で対応

まずは、相場を知ることが大前提。クラウドソーシングの案件を見て、同じような案件がどのくらいの価格で出ているかを把握しましょう。

そのうえで、「自分ならこの金額で納得できる」という最低ラインを決めておくのがおすすめです。

たとえば、「LPなら〇円以上」「1時間あたり△円以上」といった基準があると、価格を提示するときも自信が持てます。

また、見積もりはパッケージ+オプション形式にするのも効果的です。

基本料金に加えて、コーディングやアニメーション追加、ロゴ制作などをオプションとして明記しておくと、クライアント側にも内容が伝わりやすく、納得感も得られます。

継続案件で単価アップを目指すには

初回は実績づくりの意味も込めて少し抑えめの金額で受けることもあると思いますが、その場合も「継続前提での価格調整」という考えを持っておくとよいでしょう。

実際にかかった作業時間や内容を記録しておけば、次回以降に根拠のある価格交渉ができます。

また、ポートフォリオやスキルシートの充実も単価交渉の武器になります。

「この人にお願いしたい」と思われるだけの信頼材料を積み上げておきましょう。

ももさん
価格に自信がないときは、相場と自分の最低ラインを知るところから始めましょう。
安く受けすぎると、頑張っても疲れてしまうので注意してくださいね。

罠3:スケジュール管理のミス

フリーランスWebデザイナーの魅力は、時間や場所に縛られずに働けることです。

ただし、その自由の裏には、すべてを自分で管理する責任も伴います。

特にスケジュール管理を甘く見てしまうと、納期遅れや体調不良につながり、信頼を失ってしまう原因にもなりかねません。

自由な働き方の落とし穴
・納期ギリギリまで手をつけられず、結局徹夜で対応
・いくつかの案件が重なってパンク状態に
・体調を崩しても誰にも代わってもらえない

こうした状況が続くと、自分の負担が増えるだけでなく、クライアントにも迷惑がかかります。

信頼を失ってしまうと、次の依頼につながらない可能性も出てきます。

対策:管理ツールと余裕ある計画が大切

まずは、スケジュールを見える化することから始めましょう。

GoogleカレンダーNotionなどを使えば、案件ごとのタスクや納期を整理しやすくなります。

また、スケジュールには必ず余白を残すことが大切です。

たとえば、実際には1週間で終わる作業でも「10日いただけると助かります」と伝えておけば、予期せぬトラブルにも対応しやすくなります。

早めに仕上げて納品できれば、クライアントからの印象も良くなるうえ、「想定より早く対応してくれた」というプラスの評価にもつながります。

ももさん
自由に働けるのは最高なのですが、しっかり機能させるには、自分の時間を自分で守る意識が必要です!

まとめ:失敗から学ぶ姿勢が成長につながる

自由に働ける反面、フリーランスはすべてを自分で決めるからこそ、迷いや失敗もつきものです。

でも、うまくいかない経験こそが、成長のヒントになります。

大切なのは、完璧を目指すことよりも、工夫しながら続けていくこと。

小さな見直しが、無理なく続けられる働き方につながります。

今日からできる一歩を、少しずつ積み重ねていきましょう。

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