AI時代のキャリア相談21問に代表が回答|フリーランス・転職・営業

動画でも内容を確認したい方はこちら

「AIがこれだけ進化する中で、今からWebスキルを学んで本当に仕事になるのだろうか」
「フリーランスや副業を目指したいけれど、何から始めて、どう営業すればいいのか分からない」

そんなAI時代のキャリアの悩みに、デイトラ代表の私が視聴者の皆さんからの質問に1つずつ答えたのが、今回のキャリア相談会です。
結論から言うと、スキルを持った人がAIを使いこなせる今は「フィーバータイム」であり、大事なのは特定のスキルよりも学び続ける意欲です。

この記事では、ライブ配信で寄せられた21の質問と回答を、動画の流れに沿ってQ&A形式でまとめました。
営業の始め方、初案件の価格設定、保守費用の決め方、AI生成画像のリスクなど、明日から使える具体的な考え方を持ち帰ってください。

本記事の内容

・AI時代のキャリアの考え方(スキル選び・学び続ける意欲の大切さ)
・フリーランス・副業・転職を目指す人の営業と価格設定の具体策
・AI生成画像やアプリ販売、情報漏洩など、AI活用で気をつけるべきこと
・学び放題の使い方と、学習中にAIへどこまで頼ってよいか

AI時代のキャリア相談会とは?配信の趣旨と、代表が3日間コーチングを学んだ理由

今回のキャリア相談会は、ゲリラ的に開催したライブ配信です。
YouTubeやXで日頃からたくさんの質問をいただいているため、「今こんな方向性で考えているけれど、どうですか?」といった相談に、包み隠さず正直に答えることを目的にしています。

配信はYouTubeとXの両方で同時に行っていて、どちらのプラットフォームから届いた質問も読み上げています。
キャリア以外にも、デイトラのリニューアルや、AI時代にWebスキルを学ぶことの意味など、気になることを何でも聞いてくださいと呼びかけました。

また、この配信の直前の3連休、私はコーチングの授業を朝10時から夕方6時まで、3日間みっちり受けていました。
「このスキルを学ぼうと思っているがどうか」といった相談には知識で答えられます。
一方で、人間関係の悩みや、その人が価値観として何を大事にしているかによって変わるキャリアの悩みは、パッと答えを出しにくいものです。

そうした部分をもっと引き出せるスキルを身につけ、キャリア相談の精度を上げるために学びに行きました。

※コーチング
相手に質問や対話を重ねながら、本人の中にある考えや価値観を引き出し、目標達成を支援する手法です。動画では、答えが1つに決まらないキャリアの悩みに向き合うためのスキルとして紹介されています。
目次

Q1. 学び放題でWeb制作コースと並行して学ぶなら、どのコースがおすすめ?

学び放題でWeb制作コースと並行して受講するならどのコースがおすすめかという質問が画面に表示された場面
ライブでは視聴者からの質問を画面に表示しながら回答(投稿者名はぼかしています)

1つ目は、学び放題でWeb制作(コーディング)を学んでいる方からの「並行して受講するならどのコースがおすすめか」という質問です。

行きたい方向性によって変わりますが、一番シンプルに価値を出しやすいのはデザインです。

実際に受講生の中にも、デザインかコーディングのどちらかをやっていて、仕事をする中でもう片方の基礎も身につけた方が多くいます。
これまではデザイナーはコーダーに、コーダーはデザイナーに外注しなければなりませんでした。
しかし今は、AIがデザインカンプを作り、コードも書いてくれます。
その結果、デザインとコーディングを「サイト制作」として丸ごと受けられるようになり、単価が上がったという方がかなり多いです。

ただし、AIに何も指示しないと、デザインは良くて70点ぐらいになってしまいます。
「こういうポイントに気をつけてサイトをデザインする」という基礎が自分の中にないと、指示を出すことも最後の品質チェックもできません。
だからこそ、デザインの基礎を学ぶのがおすすめです。

ほかに相性が良いのはWebマーケティングです。
サイト制作はマーケティング戦略の中の1つの施策にすぎないため、前後にどんなマーケティングがあるのかという全体設計ができると強いです。
広告運用やMeta広告、Instagram運用、LINE構築なども、クロスで覚えていくととても役立ちます。

※デザインカンプ
Webサイトの完成イメージを示すデザイン見本のことです。動画では、AIがカンプを作れるようになったことで、デザインとコーディングの両方を1人で担いやすくなった背景として語られています。

Q2. 時間と場所に囚われずに働きたい。フリーランス志望はまず何から始める?

次は「時間と場所に囚われない働き方がしたくてフリーランス志望だが、まず何からしたらいいか」という質問です。

まずは、興味のあるスキルについて調べるところから始めましょう。

スキルにはそれぞれ特色があり、選んだスキルによって進む道筋がある程度決まります。
たとえば、自由度を優先したいのに出社がマストになりやすいスキルを身につけてしまうと、その時点で夢が叶いにくくなってしまいます。
だからこそ、自分の行きたい方向性と、それに合った特性を持つスキルを最初に知っておく必要があります。

配信の途中で、スキルごとの特徴を解説した私の過去の動画をチャット欄に共有しました。
2年ほど前の動画なので、AIが出てくる前と後で若干特色は変わっていますが、5〜6個のスキルについて、年収や安定感、働き方の自由度といったパラメーターを解説しています。

まずは自由に働きやすいスキルを知り、その中から比較的興味があるものを選ぶ。
これが一番ずれにくい始め方です。

Q3. 子育て中・在宅メインのWebデザイナーは、どう営業すればいい?

子育て中で在宅ワークメインのWebデザイナーの営業方法についての質問が表示された場面
駆け出しのWebデザイナーの営業に関する質問

4月からWebデザインを学び、来年から仕事を始めたい方からの質問です。
「駆け出しの時期は営業で失敗したり、契約が取れなかったりすると聞く。子育て中で在宅ワークメインの卒業生の営業例を知りたい」という内容でした。

営業で失敗するのは当たり前

まずお伝えしたいのは、営業で失敗したり契約が取れなかったりするのは当たり前だということです。
Webデザインに限らず、百発百中で営業を成功させる人はいません。
ましてや業界に詳しくない駆け出しの状態から、営業がバチバチ決まることはないと思ってください。

失敗して転んで経験を積む中で、徐々にうまくなっていくものです。
「こうやれば絶対うまくいく」という方法はありません。たくさん失敗してください。

制作は在宅でいい。営業はできるだけ外に出る

そのうえでおすすめしたいのは、作業は在宅で構わないが、営業や人との繋がりはできるだけ外に出て作ることです。

  • 前職や今までの現場の繋がりに声をかける
  • 交流会に行ってみる
  • 地方であれば商工会議所に所属する
  • 中小企業診断士が開催する企業向けイベントに、まずはお客さんとして参加する
  • 市や町が開催するセミナーに参加する

こうした場には、事業者を支援する人が講師側にいます。
「デザインスキルを身につけてきて、これから仕事をしていきたい」と自分の現状を伝えれば、紹介してもらえることもあります。
また、そこに集まる「これから起業する」という人たちは、まだサイトを持っていない可能性が高いです。
そうした人と繋がって、最初の実績となる0→1を作りにいくのもありです。

逆に、クラウドソーシングは今とても人が多く、AIで営業メールを自動化して無限に送れる時代になってしまいました。
営業に関してはオンラインをあまり当てにせず、みんなが楽なオンラインに流れている今こそ、オフラインはめちゃくちゃ空いていると考えて、足を使いましょう。

※0→1(ゼロイチ)
デイトラでは、初めて仕事で報酬を得ることを「0→1達成」と呼んでいます。最初の1件の実績ができると、その後の営業が格段にしやすくなります。

Q4. 未経験の33歳エンジニア志望。いきなり副業から始めるのは難しい?

Javaを学習中の33歳の方から、「未経験なのでまずは転職して会社に身を置くしかないか。いきなり副業から始めるのは難しいか」という質問です。

正直に言います。未経験からいきなりエンジニアの副業を始めるのは難しいです。

会社の大事なシステムやWebアプリを、実務経験のない「独学してきました」という人に任せたいでしょうか。
基本的には任せませんよね。エンジニアの仕事では、やはり経験が求められます。

一方で、一度経験者になってしまえば、一気に給料が上がりやすいのもエンジニアの特色です。
まずは転職をスタートにするのが、ほぼマストだと考えてそこを目指しましょう。

Q5. エンジニアの転職は「興味のある中小ベンチャー」と「大手企業」のどちらを選ぶ?

新卒から約3年半、中小企業でエンジニアとして自社サービスと受託開発を経験し、年収とキャリアアップのために転職を考えている方からの質問です。
「興味のある事業に携われる中小・ベンチャー企業に魅力を感じる一方、今のうちに大手で大規模開発の経験を積んだ方が選択肢が広がるのでは」という悩みでした。

私なら、絶対に興味のある事業に携われる方を選びます。

こう言うとあれですが、大規模開発の現場は、開発と言いつつ仕様書や要件定義書を読んでいる時間の方が長いこともあります。
私自身もSESでいろいろな現場に行かせてもらいましたが、大手の開発は合わないと感じました。
それよりも、ベンチャーで自分が積極的に「作る」ことに時間を割ける現場の方が楽しかったです。

しかも、楽しく働いた現場のサービスが伸びれば、「初期から携わり、リードエンジニアをしていた」と言えることは、大企業に勤めた以上のインパクトになり、転職でも十分有利です。

結局大事なのは、どの会社に勤めたかや会社の規模ではなく、何を成し遂げたか、そしてそれを語れるかどうかです。
語れる経験を積める量で言えば、自分が開発の現場に立てる方が圧倒的に多いと私は思います。

※SES(システムエンジニアリングサービス)
エンジニアが客先の企業に常駐し、技術力を提供する契約形態です。動画では、さまざまな開発現場を経験した例として語られています。

Q6. フリーランス初期のホームページ・LPの価格設定はどう決める?

Webデザインコース修了後のフリーランスとしてのホームページやLPの価格設定についての質問が表示された場面
フリーランス初期の価格設定に関する質問

Webデザインコースを修了し、フリーランスとして活動しようとしている方からの質問です。
「安すぎる価格で疲弊する人の話も聞くが、最初から高単価も取りにくい。最初はどんな価格設定でやっていくか」という内容でした。

これは人によって流派があり、絶対の正解はありません。
最初からプロとしてきちんと金額をもらうべきという人もいれば、経験値重視で無料でも受けるべきという人もいます。
私はどちらかというと後者で、最初は経験値を優先した方がいいと思っています。

私の初案件は「無料」だった

実は、私の初めての案件は無料でした。

当時、これからカフェを開くオーナーさんが、クラウドファンディングで数百人から支援を集めているプロジェクトがありました。
数百人に支援されているということは、オーナーさんを応援するコミュニティがそれだけあるということです。
しかも出店資金を集めている段階なので、まだホームページもないだろうと考えました。

そこで私自身もプロジェクトに支援をしたうえで、「エンジニアをやっているので、ホームページを無料で作らせてください」とメッセージを送り、制作させてもらいました。

結果は狙い通りでした。
コミュニティの中で私がサイト制作に携わったことを広めてくださり、そこから何件も仕事に繋がりました。
さらに無料のつもりで申し出たのに、最終的には「気持ちですけど」と3万円ほどのお礼までいただけました。

最初の1件、2件を5,000円で受けようが1万円で受けようが、大きな違いはありません。
実績が3件、5件と積み上がれば、そこから先はきちんとお金をいただいていくわけです。
最初の数千円〜数万円の誤差は大きな問題ではないので、思い切って飛び込んでみてください。

※クラウドファンディング
インターネット上でプロジェクトを公開し、共感した不特定多数の人から資金を募る仕組みです。動画では、支援者のコミュニティがあり、かつまだホームページがない事業者を見つける場として活用されています。

Q7. 生成AIの急速な進化で、フリーランスとして生計を立てるのは厳しくなる?

生成AIの進化によってフリーランスとして生計を立てるのは厳しくなるのではという質問が表示された場面
デイトラの「Webスキル診断」を受けた方からの、AI時代の将来性に関する質問

デイトラの「Webスキル診断」を受け、結果が上位から「HP・ECサイト制作」「Webデザイン」「動画編集」の順だった方からの質問です。
「どれにも興味があるが、生成AIの急速な進化で、フリーランスとして生計を立てるのは厳しくなるのでは」という懸念でした。
ちなみにこの方は、前日からClaude Code(Opus 5.5)を使い始めたそうです。

今は「フィーバータイム」

不安な気持ちはよく分かります。
ただ私の意見としては、今はめちゃくちゃフィーバータイムです。いつまで続くかは約束できませんが、少なくとも今はそうです。

スキルを持っている人がAIを使いこなせば、手作業で数ヶ月かかっていた作業が1日、2日で終わります。
打ち合わせの段階で動くものを持っていって営業できるので、今は案件がとても決まりやすいです。
私自身もそうやって提案していますし、このやり方を伝えた受講生の方々もたくさん案件を取れています。

「安泰なスキル」はない。だから今チャンスがある業界に飛び込む

5年後、10年後にどうなっているかは私にも分かりません。
ただ、その頃にはWeb制作やデザインだけでなく、ホワイトカラー全般が同じ状況になっているはずで、「代わりの逃げ道はどこか」と聞かれても答えはないと思っています。

ブルーカラーの仕事も同じです。
アメリカではすでに無人タクシーが走っていますし、フィジカルAIの開発も進み、人間並みにスムーズに動く汎用ロボットが法人なら手の届く価格で売り出されています。
ブルーカラーの仕事も、今後10年ほどでかなり侵食されていくのではないでしょうか。

そう考えると、「どのスキルなら生き延びやすいか」を考えて選ぶこと自体、あまり意味がありません。
ダメになったら、そのときに別のスキルを身につければいいと割り切り、今仕事になり、今チャンスがある業界に飛び込むのがいいと私は考えています。

「いずれ自動運転の時代が来るから、自動車免許は取らない」と意地を張っている間に数年が経つのはもったいないですよね。
今はまだ有人運転の時代で、免許があった方が便利です。
あらゆる業界で同じことが言えるので、「今どうか」で判断していいと思います。

AI時代に一番大事なスキルは「学び続ける意欲」

「比較的安泰なスキルを教えてください」とよく聞かれますが、そんなスキルはありません。
大事なのは、時代や潮流が変わっても、自分もそれに合わせてアップデートし、新しいことを学んでいく意欲です。

学び続ける意欲こそが、AI時代に一番大事なスキルです。何かのスキルを身につけるかどうか以前に、これを持っておいてください。

※フィジカルAI
ロボットなど現実世界で体を持って動く機械に、AIを組み合わせた技術のことです。動画では、ブルーカラーの仕事もAIの影響を受けていく例として挙げられています。

Q8. Claude Codeで作ったWebアプリを、プログラミング未学習でも販売していい?

Claude Codeで作ったタスク管理Webアプリを販売してよいかという質問が表示された場面
Claude Codeで自作したWebアプリの販売に関する質問

Web制作コースから学び放題に移行して学習中の方からの質問です。
Claude Codeと一緒に自分の仕事のタスク管理に役立つWebアプリを作り、社内でも好評だったため配布や販売を考えているそうです。
「プログラミングは勉強していないが、販売してよいか。セキュリティもAIと考えたが、素人が作ったアプリを売る懸念点はあるか」という内容でした。

結論、全然いいと思います。やってみてください。

一番安全なのは「ダウンロードして使う形」で小さく売ること

売り方次第ですが、SaaSとして売るのは結構大変です。
ユーザーが1人から10万人、100万人と増えてもきちんと動くように最初から設計するとなると、気にしなければいけないことがたくさん出てきます。

そこで、ダウンロードして自分のパソコン(ローカル環境)で使えるアプリにするのが分かりやすいです。
本当に小さく試すなら、noteやBrainで500円などで販売し、購入者がダウンロードして自分のパソコンで使える形にするのが、一番始めやすく試しやすいと思います。
起動や最初のセッティングの手順をプロンプトにして渡してあげると、より親切です。

セキュリティは、今考え始めたら切りがありません。世の中的にもとてもセンシティブになっています。
参考例として、私が自作したツールをZIPファイルにしてダウンロードできるようにし、価格をつけて個人向けに販売した例(デイトラポケット)も紹介しました。

その後、質問者の方から「今のところログインして使う形なので、たぶんSaaSになっている。ダウンロード型にできるかAIと相談してみる」と追加のコメントがありました。
サービス運営は一度始めたらやめられず、とても大変です。
できるだけ「サービスとして責任を持たなくていい方向」にするのがいいと思います。

なお、この前後では、Q3の質問者の方からのお礼コメントを受けて、オフライン営業で行くとよい場所をまとめた私の過去のXポストもチャット欄に共有しました。

※SaaS(サース)
インターネット経由でログインして使うソフトウェアの提供形態です。利用者が増えるほどサーバーやセキュリティの管理が必要になるため、動画では個人が最初に販売する形としては負担が大きいとされています。

Q9. リスキリングでデザインを受講中の友人がWeb制作に惹かれている。切り替えてもいい?

「友人がリスキリングコースでデザインを受講中だが、学び放題のWeb制作の方がしっくり来ると話している。デザインのリスキリングを受けながら制作をやるのはどうか」という質問です。

答えは、いいと思います。

リスキリングコースも学び放題の1コース目の対象になるので、差額で、お得に受講できます。
それを使ってWeb制作を学ぶのもいいと思います。
何週間か前にも同じ質問をいただいた気がしていて、まだ迷っているということは、ご友人の中でWeb制作をやりたい気持ちがかなり芽生えているのではないでしょうか。その気持ちに従っていいと思います。

また、AI時代になった今、WebデザインとWeb制作の境界はほぼなくなっています。
どちらかを軸足にしつつも、やらない方の基礎も絶対に覚えておいた方がいいものになってきています。
仮にここでデザインを一旦止めてコーディングの基礎を学びに行っても、どちらも無駄にはなりません。

※学び放題
デイトラが2026年に始めた、40以上の講座を買い切りで学べる新しい受講形態です。詳しくはデイトラが「学び放題」に|40講座以上が買い切りで学べる新形態へで解説しています。

Q10. AI生成画像をWebサイトで使うと、SEOや著作権で問題になる?

AI生成画像をWebサイトで使った場合のSEOへの影響と著作権リスクについての質問が表示された場面
AI生成画像のSEOと法的リスクに関する質問

「AIで生成した画像にはAI生成と識別できるタグや情報が付与されていると聞いた。こうした画像をWebサイトで使うと、SEOやGoogleからの品質評価に悪影響はあるか。商用サイトで使う場合、著作権などの法的リスクはあるか」という質問です。

SEOへの影響:今のところ大きく下がることはない

SEOやGoogleからの品質評価については、今のところ、AI生成画像を使っているからといって評価が大きく下がることはないと思います。
明らかにClaudeやChatGPTで作ったと分かるサイトが、AIで作ったであろう画像を使ったうえで、特定のキーワードで1位になっていたりします。

それよりも、刺さるキーワードやSEO、LLMOを意識して最適化されていることの方が大事です。

著作権:規約上OKでも、生成された画像によっては侵害になりうる

大前提として、生成AIごとの利用規約を読んでください。
たとえばChatGPTの規約では、生成した画像の著作権は生成した人にあり、商用利用も禁止はされていません。

ただし、生成AIの画像は、これまで学習してきた現実の写真などの集合体から作られています。
そのため、著作権を侵害するものが紛れ込んでしまう可能性があります。
たとえば「東京ディズニーランドの画像を作って」と言えば、現状ではミッキーが映り込んでしまうこともあります。
これは確実に著作権を侵害しますし、ロゴやキャラクターなどの権利侵害にもなりえます。

規約上は商用利用OKでも、生成された画像によっては訴えられる可能性が十分にあるので、注意して使ってください。

旅行パンフレットなどでは景品表示法違反に注意

たとえば、スペイン旅行のパンフレットにAIで生成した架空の街並みの画像を使ったとします。
綺麗なお店が映っていて「ここに行きたい」と思ったお客さんが現地に行ってみたら、そんなお店はなかった。
この場合、景品表示法の「優良誤認」に引っかかりかねません。

AIが生成した画像は、実際にはない建物や看板を平気で映し込んできます。
旅行パンフレットのような用途では生成画像をそのまま使わず、レイアウトの参考に使うくらいが良い使い方だと思います。
配信では、この点について以前投稿したXポストも共有しました。

※LLMO
ChatGPTやClaudeなどのAIの回答で、自社のサイトやサービスが紹介・引用されやすくするための最適化のことです。動画では、SEOと並んで意識すべきものとして挙げられています。

Q11. 学び放題になって何を学べばいいか分からない。Webメディアの進行管理に需要はある?

学び放題になって何を学べばいいか分からないという質問とWebメディアの進行管理についての質問が表示された場面
学び放題の活用方法と転職先についての質問

デザインコース上級編の途中で、Shopifyコースを卒業した方からの質問です。
「デザインが楽しいか若干分からなくなり、学び放題になって何を学べばいいか分からない。まずはデザインかWeb制作でスキルの土台を作るべきか。転職活動でWebメディアの進行管理の選考が進んでいるが、デイトラの内容から離れてしまうか、進行管理に今後需要はあるか」という内容でした。

学ばなくていい。もう実務フェーズ

お答えしましょう。学ばなくていいです。
デザインコースの上級まで進み、Shopifyコースも卒業しているので、もう実務フェーズです。学んだスキルを生かして実務をこなしてください。

学び放題になったからといって、全部学んでくださいというわけではありません。
学び放題の良さは、必要になったときに、追加料金を払わずいつでも学べることです。

たとえば、Shopifyのサイトのデザインから構築までを依頼されたとします。
途中で依頼主から「集客をどうしていいか分からない。Instagramをやってくれる人はいないかな」と相談されたら、「やります」と言ってInstagram運用を学び、一緒にやってあげる。
「広告運用もしたいけど、やってくれる人がいない」と聞いたら、マーケティングのコースでマーケティングの全体像を押さえつつ広告を学ぶ。

必要になったときに、必要になったスキルを学ぶのが正しいタイミングです。いつ使うか分からないスキルを先回りして学ぶ必要はありません。
営業の一歩の踏み出し方が分からないなら営業に関する部分を見る、転職ならその部分を見る、という使い方でOKです。
「まずは土台を」と考えず、普通に案件を取りに行きましょう。

Webメディアの進行管理でも、学んだことは無駄にならない

Webメディアの進行管理は一般的な職種ではないので答えにくいのですが、ライターさんの入稿ペースの管理やアップデートの進行管理などを指すのかなと思います。

Webメディアである以上、デザインはありますし、HTMLでちょっとした修正をするタイミングも来るはずなので、今学んでいることが無駄になることはないと思います。
さらにSEOや広告、最終的にLPへ着地させるCTAなどがあれば、WebマーケティングやSNS、LINEといった別のスキルが必要になるかもしれません。
そのときこそ学び放題が生きるので、必要に応じて学んでください。

Q12. 40代パートのWebデザイナー。50代・60代もプレイヤーとして働き続けられる?

現在40代でWebデザイナーとしてパート勤務している方から、「体力とAI時代の波に不安を抱えつつも、定年近くまで働きたい。経営者ではなくプレイヤーとして50代、60代も働き続けるには相当な努力が必要か」という質問です。

正直に言うと、相当な努力は必要だと思います。
そのときに「Webデザイナー」という職種があるかどうかも分かりません。何かしらの仕事はあると思いますが。

序盤でもお話ししたとおり、AI時代に最も大事なのは特定のスキルを持っていることではなく、学び続ける意欲を持ち、自分をいつでも時代に合わせてアップデートし続けられることです。
質問の文章からは、努力し続けようという意欲や、この業界が好きだという気持ちがすごく伝わってきました。その気持ちを持って挑めば大丈夫だと思います。

私自身、もうすぐ36歳になりますが、経営者であっても、今の若者の気持ちや市場の流れに乗っていけるのかという不安はとても大きいです。
どの業界でもそうだと思うので、アップデートしていくしかないと割り切って、AIのことも、コーチングのように興味があることも学ぶスタンスでやっています。

Q13. 未経験から0→1を起こすとき、どんなマインドで進めている?

「仕事で0→1をする過程で心がけていることはあるか。『やってみたい』から『実際にやる』の間をどんなマインドで進めているか。未経験から案件を取ったり、新規企画を軌道に乗せたりするなど」という質問です。

あくまで私の意見ですが、私は追い込まれないとやらないタイプなので、先に仕事として案件を取ってしまってから、急いで学ぶことが多いです。

受注する時点でそのことをよく知らなくても、とりあえず手を挙げて「できます」と言います。
受注した後に急いでSNSのことを学ぶ、といった具合です。
登壇の依頼も、何を話すか固まっていない状態で受けて、当日までにめちゃくちゃ調べて間に合わせることがよくあります。

仕事として受けた以上はちゃんとやらなければと思って勉強するので、吸収力がとても高いんです。
1ヶ月後に海外勤務が決まった人が必死に学ぶ英語と、「いつかインバウンドの外国人と話せたらいいな」とふわっと学ぶ英語では、1ヶ月後の吸収力は前者が圧倒的に高いですよね。

この3日間のコーチングの授業でも「誰かにコーチングをしてみる」という宿題があり、先に予約を入れてやらざるを得ない状態にしてから練習しました。

一言でまとめるなら、仕事になるか分からない段階から、もう仕事として受けてしまう。そして責任をきちんと果たす。これがコツです。

配信中の告知:学び放題コースの説明会を開催

質問を待つ間に、配信の2日後の10月14日(水)21時から、新しく生まれ変わったデイトラの「学び放題コース」の説明会を開催することを告知しました。
学び放題は、40以上のWebスキルとAI活用、そしてAI活用を支えるために必須のWebの基礎を合わせて学べるコースです。
説明会も、今回と同じYouTubeとXで配信すると案内しています。

また、最近始めたThreadsで、AIの動画のカメラワークや切り替えの名前をまとめたシリーズを投稿したところ、ほぼ1投稿でフォロワーが1,000人ほどまで増えたという近況も話しました。

Q14. AIだけでコーディングは完結する?人間にしかできないことは?

「AIを活用してホームページのコーディングをしているが、今後はAIだけでコーディングが完結し、人間がコードを書く必要はほとんどなくなるのではないか。AIに的確な指示を出すにはWeb制作の知識が必要だと思うが、人間にしかできないことや、AIでコーディングする際の注意点を知りたい」という質問です。

AIだけでコーディングはかなり完結するようになっている

AIだけでコーディングが完結するというのは、今かなりそうなってきています。
私も自分のサイト制作用のスキルを持っていますが、本当にAIだけでコーディングが完結しています。

デザインの良し悪しはまだ手を入れる必要があり、1発で100%OKのものが出てくることはなかなかありません。
ただ、デザインさえ固まれば、デザイン通りにコーディングする部分はかなり完結できるようになりました。

とはいえ、チェックしていくと細かいずれが見えてきます。
そもそもデザインが正しいとも限らず、「この余白は視覚的に狭くないか」「読みづらくないか」といった判断もあります。
最終的な品質チェックは、絶対に人間が外せないと思っています。AIに的確な指示を出すための基礎知識が必要なことも、今後変わらないでしょう。

人間にしかできないのは「技術営業」

Webサイトは、AIが出てきた後もしばらくなくならない感じがしますし、作りやすくなった分、むしろ増えています。
まだサイトを持っていない人や、古いまま放置している人に、その必要性や有用性を説明して理解してもらう。
この役割は人間にしかできません。

AIを活用しながら活躍している卒業生を見ても、技術営業のようなポジションの人が一番価値を出していると感じます。

注意点:最終チェックをサボらない。必要な知識量は減っていない

AIでのコーディングで人間が気をつけるべきことは、どれだけ面倒になっても最終チェックは自分で行うことです。
そこをサボって、AIに作らせたものを全部そのまま納品し、何か問題が起きたら本当に終わりです。
制作者として活動する以上、自分自身で品質を担保するという最低限の責任は果たしてください。

そして責任を果たすためには、結局かなりの量の基礎知識が必要です。
AIで作業が楽になっても、納品までに必要な知識量が減ったわけではない。ここが落とし穴だと思います。

医療用ロボットが発達して手術を全部やってくれるようになっても、立ち会うお医者さんの知識が半分でよくなるわけではありませんよね。
何か起きたときに責任を持てるよう、知識は今まで通り100%であってもらわないと困ります。
Web制作も同じで、ちょっと大変ですが、今まで通りしっかり勉強していきましょう。

Q15. 追加業務を提案しても良い返事がもらえない。どうアプローチする?

SNS運用を担当している方からの質問です。
運用先の会社がチラシ作成やEC、LINEのバナーなどに困っていて「手伝ってもらえないか」と言われたものの、「プラスでいくら」と提案しても良い返事がもらえなかったそうです。
「経営者の方はそういったことがよく分からないようで話が進まない。社員は明らかに手一杯だが、どうアプローチすればいいか。諦めるべきか」という内容でした。

どう提案しても「予算がない」と言われてしまえばどうしようもないので、最終的に諦めるという選択肢もあります。
ただその前に試してほしいのは、それをやることで売上にどんな効果があるかを伝えることです。

チラシは効果を測りにくいので、たとえばバナーなら次のように説明できます。

  • 今のバナーのクリック率や成約率を見せ、「こちらに変えれば引き上げられます」と示す
  • 自分が過去に担当した案件で「このバナーに変えたことで成約率がこれだけ上がり、売上が何倍になった」という実績を見せる
  • 「バナー1枚このくらいの金額でできるので、売上が何倍かになればペイできませんか」と数字で説明する

経営者の方は利益に敏感なので、きちんと利益が出ると数字で説明すれば、分かってもらいやすいです。

それでも「試してみないと分からない」という反応なら、ECを作り直すのは重いので、この中で一番計測しやすいLINEのバナーから始めましょう。
バナーを変えて、公式LINEの配信後のボタンのクリック率がどう変わったかを数値で追い、「こんなに変わったので、チラシやECも変えませんか」と持っていく。
まずは小さく始められるところからやっていきましょう。

Q16. ホームページ制作後の保守運用・記事投稿代行は、月額いくらに設定する?

ホームページ制作後の保守運用や記事投稿代行の料金設定についての質問が表示された場面
保守運用・記事投稿代行の料金設定に関する質問

「お客様のホームページを制作した後、保守・運用や記事投稿代行などのサービスを提供したい。どんな業界をターゲットにし、どんなサービス内容で月額いくらに設定するのが適切か。料金の相場やサービス提供のポイントも知りたい」という質問です。

業界によって全く違う。相場はAIと壁打ちし、2/3程度で考える

結論、業界によって全く違います。

たとえば医療系メディアのサイトの運用保守と記事投稿代行であれば、効能について語る記事には資格のある人の監修が必須になり、なければ薬機法違反になります。
その分、記事の執筆費も1文字5円、10円とかなり高くなります。
このように業界で全く変わるため、一概に月額いくらとは言えません。

ベースの考え方としては、ChatGPTでもClaudeでもいいので「こういう業界のホームページを作ることになったが、運用するならいくらぐらいか」と壁打ちで聞くのは全然いいと思います。
ただ私の感覚では、AIが出してくる相場は一流の会社も含めた平均価格のようなもので、初めての人には高めです。
初めてその業界を受けるなら、AIが出した相場の2/3ぐらいで考えておくといいと思います。

私の目安:「月額保守費 × 20ヶ月」が初期費用を超えないようにする

保守費の金額は本当によく聞かれますが、何をやるかによりますし正解もありません。
そのうえで私が意識しているのは、月額の保守費用 × 20ヶ月が、初期費用(制作費)を超えないようにすることです。

制作費(初期費用) 運用保守費の上限(月額)
60万円 月3万円まで
150万円 月7.5万円まで

つまり、制作費の20分の1が月額の上限という感覚です。理由は2つあります。

理由1:お客さんがお得に感じやすい

初期費用150万円で保守費が月6万円なら、お得に感じませんか。
一方で、初期費用150万円で保守費が月10万円だと、1年ちょっとで初期費用を超えてしまうので、急に割高に感じます。
ランニングコストが高く感じるかどうかの境目が、このあたりにあると考えています。

理由2:Webサイトの寿命はミニマム2年

今は時代の変化が早く、事業内容やトレンドのデザインがガラッと変わることもあります。
Webサイトは2〜5年程度で作り直すことが多く、寿命はミニマム2年ぐらいだと思っています。

2年使い切ったときに、初期費用と20ヶ月分の保守費用を並べて「コスパが良かった」「十分元が取れた」と気持ちよく払えたかどうかが大事です。
「高かったな」と思われるのは良くありません。

初期費用をあえて下げて月額で回収するビジネスモデルもありますが、明確な戦略がないのであれば、20ヶ月分の保守費が初期費用を超えないことを1つの目安にすると良いと思います。
この考え方は、配信中にチャット欄で共有した私のXポストにもまとめています。

※薬機法
医薬品や化粧品、医療機器などの品質や広告表現を規制する法律です。動画では、医療系メディアの記事制作に専門家の監修が必要になり、その分費用が高くなる例として挙げられています。

Q17. 最近の情報漏洩では何が起きている?今後何に気をつければいい?

昨今の情報漏洩で何が起きているかという質問が表示された場面
情報漏洩とセキュリティ対策に関する質問

「昨今の情報漏洩に関して何が起こっているのか解説を聞きたい。今後どんなことに気をつければいいか」という質問です。
ちょうど配信当日に、このテーマでX記事を書いたので、リンクを共有しました。

なぜ今こうしたことが起きているのかというと、ハッキングの種類が変わったからです。

一昔前までは、海外の有名なハッカー(クラッカー)集団が、大手企業を狙い撃ちにしてセキュリティを破りにいくのが従来のやり方でした。
しかし今は、賢いAIを使ってWeb上を延々とスクレイピングさせ、穴があるサイトやシステム、アプリがないかを探させています。

例えるなら、これまではマグロの一本釣りだったのが、今は網で一気にさらう漁になっているイメージです。
穴のある会社を見つけたら全部攻撃しにいき、それもAIでやっています。

以前は「うちは中小企業だから、わざわざ狙われない」と言う社長もいましたが、今は会社の大小に関係なく、普通にハッキングされます。
古いサイトをそのままにして穴を放置していると、「どうぞお入りください」と言っているようなものです。
できるだけ対策をしていきましょう。

※スクレイピング
プログラムを使って、Webサイト上の情報を自動で収集する技術です。動画では、攻撃者がAIにWeb上を巡回させ、脆弱性のあるサイトを機械的に探している状況として説明されています。

Q18. 学習を半年中断してしまった。再開するなら続きか学び放題か、AIにどこまで頼っていい?

Web制作コースの中級の1/3あたりで半年ほど中断してしまった方からの質問です。
「①続きを終わらせるべきか、学び放題のカリキュラムに変えるべきか。②どこまでAIに頼っていいか。コード作成を丸投げして完成させてしまい、知識が身につかない気がしている」という2点の悩みでした。

続きでも学び放題でも、どちらでもいい

学び放題にも現行のWeb制作コースの内容が入っているので、どちらで進めても大丈夫です。

ただ、お得さで言うと、学び放題に移行するときに既存コースとの差額で受講できるキャンペーンは、年内、長くても来年の3月ぐらいまでで終わろうと思っています。
差額で受けられる期間があるうちに移行した方がお得、という点はあります。

1回目は、AIを一切使わずに手作業でやり切る

AIにどこまで頼っていいかについては、説明会などでも言っていますが、まず1回目はAIを一切使わず、手作業で実装できるところまでやり切ってください。

時間がかかってもいいので、一度自分の手でやってみる。
すると「ここはこういう書き方をするのか」「JavaScriptにはこういう関数があるのか」「サーバーとドメインの仕組みはこうなっているのか」と、いろいろなことに気づきます。
それを理解したうえで、次からAIに任せるようにすれば、「あのときのあれだ」と理解しながら進められます。

1発目からAIに全部やらせると、「よく分からないけどデプロイできた」「ブラウザで映るようになって良かった」というふわっとした理解で終わってしまいます。
いざ仕事で「これはどうなっているんですか」と聞かれたときに理屈が分かっていないのは、とても怖いことです。

私が今、AIでサイトもデザインも動画も作れるのは、いろいろなジャンルを少なくとも1回以上は自分で手作業でやったことがあり、基礎ができているからです。

どうしても分からないときは、AIに「これが分からないけど、どう書けばいいか」とヒントをもらいましょう。
それでも分からなければ回答例のコードを出してもらい、「1行ずつどういう意味で書いているか、コメントアウトで説明して」と頼めば詳しく説明してくれます。
それを見て納得し、自分でも書いてみてから次に進む形にしてください。

間違っても「これ作っといて」と丸投げはしないように。
それは実力がついているのではなく、AIを使っているだけで、実力は素人のままです。勉強の意味がないので気をつけてください。

※デプロイ
作成したWebサイトやアプリを、サーバー上に配置してインターネット上で使える状態にすることです。動画では、AI任せにすると仕組みを理解しないまま終わってしまう工程の例として挙げられています。

Q19. 就労支援を受けながら動画編集職への就職を目指す。AIで作ったポートフォリオは有効?

心身の不調で退職し、来月から就労支援機関に通いながら、1年以内に動画編集の一般雇用での就職を目指している方からの質問です。
「Premiere Proの操作は一通りできる。AIを使って動画編集したものをポートフォリオにして転職活動するのがいいか。旅行Vlogの編集ならどんなAIを使えばいいか(Claude Proに加入済み)」という内容でした。

まず前提として、動画編集の雇用はとても少なく、転職に向いているスキルではありません。
序盤の質問でお話ししたスキルの相性の話で言うと、動画編集はもともとフリーランスに業務委託することが多い仕事です。
さらにAIの登場で、業務委託するまでもなく内製化できるようになってきている部分もあります。
そもそも動画編集ではない方がいいかもしれません。

それでも動画制作系の会社に行きたいのであれば、AIで編集したものをポートフォリオにしても、あまり響かないと思います。
自分でPremiere Proを使って編集し、そのうえでどこかでAIも使った、という形がいいです。
結局求められるのは「AIも使えるが、自分でも作れる」人なので、自分単体でどのくらい作れるかを見せられる方がいいでしょう。

就労支援機関の方々は、どんなところが募集しているかも把握しているはずです。
早めに相談しながら、そもそも出口が多いジャンルを学ぶ方が効率的だと思います。

Q20. WordPressは本業と並行して学ぶか、独立して経験を積むか?

デイトラのデザインコースを卒業し、現在はインハウスデザイナーとして働きながら副業でWebデザインをしている方からの質問です。
「個人でデザインからWordPress公開までの相談が来るが、WordPress構築の仕方を忘れていて断っている。将来フリーで月50万円の安定を目指したい。本業と並行してスキルをつけるか、早めに独立してWordPress経験を積むか」という内容でした。

断るくらいなら、コミュニティで仲間に依頼しよう

まず、断ってしまうのはめちゃくちゃもったいないです。
断るくらいなら、「WordPressの部分だけこの金額でやってくれませんか」とデイトラのコミュニティ内で募集すれば、やってくれる人はいくらでもいると思います。
紹介料として20%や30%をもらうだけでも、断るよりずっといいですよね。

WordPressは今やAIで操作できる

私なら、理屈を覚えるために最初の1回は自分でやります。
ただ、卒業されているなら1回は通っているはずなので、やれば思い出すと思います。そのまま次に進んでもいいでしょう。

そして、WordPressは今やAIで操作できます。
私は自分のサイト構築で、WordPressの管理画面をほとんど触っていません。
記事の更新やデータの入稿もAI経由でできますし、テーマ化もAIでできます。

基礎知識があり、見れば思い出せて調べることもできる状態なら、Opus 5.5などに「この作った静的サイトをWordPressテーマ化したいんだけど、できる?」と一言聞いてみてください。
世界が変わると思います。

ただし、最終的な品質チェックは自分の責任で行う必要があります。
まだ思い出せていないと感じる間は、品質チェックだけでもベテランの方にお願いするのもいいと思います。

※WordPressのテーマ化
HTMLやCSSで作った静的なサイトを、WordPressで管理・更新できる「テーマ」の形に変換することです。動画では、AIに依頼すればこの作業も進められるようになったと紹介されています。

Q21. 未経験からフリーランスへ。0→1達成までの期間と、実務経験なしで活動できるか?

Web制作コースを学習したての未経験者が0から1達成までの期間と実務経験なしで活動できるかを尋ねる質問が表示された場面
配信の最後に取り上げた、0→1達成に関する質問

最後は、デイトラのWeb制作コースを学習したての業界未経験の方からの質問です。
「将来的にフリーランスを目指しているが、0→1達成までの期間や、実務経験なしで活動できるのかが不安」という内容でした。

0→1までの期間は「営業にいつ踏み出したか」で決まる

実務経験なしでも、活動はできます。

0→1までの期間は、勉強の速さよりも、営業にいつ踏み出し、どれだけやったかの方が影響します。
どれだけ早く勉強を終えても、営業を1年放置していたら、成果が出るのは1年以上後になってしまいます。

過去の卒業生で大きく成長した人を見ると、技術はまだ中級の途中でも、「最近こんなことを勉強し始めた」「こんなことができるようになった」と周りの人にしっかり発信していた人ほど、早く0→1を達成しています。
そして実案件を経験すると、練習課題とは学べる情報量が全く違うことに気づきます。
早く実案件に進んだ方が、結果的にレベルアップも早い人が多いです。

まずは、自分がやっていること、できるようになったこと、今勉強していることを周りの人に言いまくる。これが最初のステップです。

自信がなければ無料でもいい。ただし責任は持つ

経験が足りなくてお金をもらうのに後ろめたさがあるなら、最初の1件などは無料でもいいと私は思います。
「実績作りをさせてください」「ぜひ紹介してください」と周りに言いまくるのもいいでしょう。

ただし、無料だとしても、それも実務なので責任を持ってやってください。
イメージとしては、10万円の案件を、初回取引として出血大サービスでマイナス10万円しているようなもの。
0円だろうと、10万円の案件をやっているという意識で取り組んでください。

今年に入ってからも、デイトラの卒業生からは「0→1達成しました」という報告がたくさん届いています。
不安な方は、Xでカタカナの「デイトラ」や「デイトラ 0→1」で検索してみてください。
受講生の方々のリアルな声が、数日に1回くらいのペースで見られます。

AI時代のキャリアに関するよくある質問

Q. AIの進化で、今からWebスキルを学んでも意味がないのでは?

動画では「今はフィーバータイム」と答えています。スキルを持った人がAIを使いこなせば、数ヶ月かかっていた作業が1〜2日で終わり、打ち合わせの段階で動くものを見せて営業できるため、今は案件が決まりやすいと語られています。

Q. AI時代に一番大事なスキルは何ですか?

特定のスキルではなく「学び続ける意欲」だと説明されています。時代が変わっても自分をアップデートし、新しいことを学んでいける姿勢が最も重要な素質だとされています。

Q. 在宅で働きたい場合、営業はどうすればいいですか?

作業は在宅で構わないものの、営業や人との繋がりはできるだけ外に出て作ることがすすめられています。前職の繋がり、交流会、商工会議所、自治体のセミナーなどが例として挙げられ、AIで営業メールが大量に送られるオンラインより、オフラインの方が空いているとされています。

Q. Webサイトの保守費用はいくらに設定すればいいですか?

業界やサービス内容で大きく変わるため正解はないとしたうえで、目安として「月額の保守費用×20ヶ月が初期費用を超えないようにする」という考え方が紹介されています。制作費60万円なら月3万円、150万円なら月7.5万円が上限の目安です。

Q. 学習中にAIへどこまで頼っていいですか?

最初の1回はAIを一切使わず、手作業で実装できるところまでやり切ることがすすめられています。分からないときはヒントや、1行ずつコメントで説明させた回答例をもらう形で使い、コード作成をAIに丸投げしないよう注意が促されています。

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この記事を書いた人
大滝昇平(@showheyohtaki)
デイトラの運営に関わりながら、煮干しラーメンのブランド「にぼし香」も経営しています。創業から5年で約10億円規模の事業を上場企業へM&Aし、少人数で高利益を出す事業づくりを得意としています。自身のWeb・AI活用のノウハウを、中小企業の経営者向けに発信しています。