自社のホームページにちゃんと集客できているのか分からない。
Webサイト制作を仕事にしているけれど、どういう切り口でお客さんに提案すればいいのか分からない。
そんな悩みを持つ経営者やフリーランスは多いのではないでしょうか。
Manusは、指示を出すと自分でブラウザを開いて調査し、レポートまで自動で作ってくれるブラウザAIエージェントです。
本来SEO会社や広告代理店に頼むと10万円ほどかかるホームページのSEO・CRO診断を、Manusならおよそ10分で終わらせられます。
この記事では、Manusでホームページのおよびを自動化する使い方を、実演の流れに沿って解説します。
解説はデイトラ代表の翔平さんが自ら画面を動かしながら実演した内容をもとにしています。
・Manusとは何か(他のAIとの違い・ブラウザAIエージェントの特徴)
・Manusの料金体系(従量課金・無料クレジット枠)
・ホームページのSEO・CRO診断を自動化する実演手順
・Manusが出す診断レポートの中身(テクニカルSEO・改善コードまで)
・診断結果をフリーランスの営業武器にする方法(スキル登録・スライド化)
Manusとは?ブラウザを自動操作するAIエージェント
Manusは、指示したタスクを基本的に自分で自動的に進めてくれるAIエージェントです。
ChatGPTやClaude、Geminiといった通常のAIは、人間が会話をしながら一つひとつ指示を出し、返ってきた答えにまた指示を出す、という往復でタスクを進めます。
一方でManusは、「何かをやってください」と伝えると、自分でブラウザを開いて勝手に調査を進め、実際のブラウザ画面を見ながら作業してくれます。
この「ブラウザを操作するAIエージェント」という点が大きな違いです。
ハルシネーションのリスクが少ない
通常のAIにお店やインフルエンサーのリストアップを頼むと、実在しない名前が返ってくることがあります。
Manusの場合は、実際にブラウザで検索し、検索順位の上位から実在するお店を確認したうえで取ってきます。
そのため、存在しないお店や人の名前を挙げてしまうハルシネーションのリスクが非常に少ないのが特徴です。
収集した情報をレポートやスライドまで自動でまとめる
Manusはデフォルトで自分でブラウザを開き、必要な情報を収集してくれます。
しかも、それをレポートやスライドにしたり、サイトの形にしたりするところまで全部自動でやってくれます。
メインでGeminiやClaudeを使いつつ、スポットでブラウザを自動操作して情報収集・リサーチをしたいときに、Manusは非常に使えるツールです。
AIが自分でWebブラウザを開き、検索・ページ閲覧・情報収集などを自律的に実行する仕組みを指します。Manusはこの仕組みで、実際のページを確認しながら作業するため、事実に基づいた出力になりやすいのが強みです。
Manusの料金体系|従量課金と無料クレジット枠
Manusの料金体系は、ChatGPTやClaudeのような月額制とは少し違います。
「このくらいのトークン使用量をいくらで買う」という、使う分だけ購入する従量課金制です。
目安として、およそ4,000クレジットが6,000円ほどでした。
普段はGeminiやClaudeをメインで使い、スポットでブラウザ自動操作のリサーチをしたいときにManusを使う、という使い方なら、とりあえずクレジットを課金しておくのは十分ありです。
無料枠だけでも簡単な作業はできる
Manusは登録するとまず無料でクレジットがもらえ、さらに毎日一定のクレジットを無料で使える枠が用意されています。
そのため、簡単な作業であれば無料枠だけで終わることも多いです。
ただし無料枠で使えるのはManusライトというライト版のモデルになります。
より深く思考させたい、込み入った作業を自動化させたいという場合は、課金してもう少し上のモデルを使う方がよいでしょう。
なお、この記事で紹介するホームページ診断の作業は、ライト版でも十分できる内容です。
月額固定ではなく、使ったトークン量に応じてクレジットを消費する課金方式です。使わなければコストがかからない一方、重い作業を大量に回すとクレジットの消費が早くなります。
【実演】Manusでホームページのおよびを自動化する手順
ここからは、特定のサイトのSEO監査およびCRO監査を実際にManusにやってもらう手順を見ていきます。
CRO監査とは、コンバージョンレート(問い合わせや商品販売など)をより改善するにはどうすればいいか、そのアドバイスをもらう診断のことです。
この実演で使っているプロンプトそのものは、動画の視聴特典として配布されています。デイトラ公式LINEに登録すると、実際に使ったプロンプトと改善レポートの見本を受け取れます。手順を同じように再現したい方は、先にこれを入手しておくとスムーズです。入手先は動画概要欄のリンクから確認できます。
診断してほしい内容をプロンプトで指示する
今回対象にするのは、解説者が運営するラーメン店(麺処 にぼし香)の公式サイトです。
Manusの入力欄に、対象サイトのURLとともに「SEO監査およびCRO監査を行い、日本語で詳細なレポートを作成してください」と指示します。
レポートに必ず含めてほしい内容として、以下を指定しています。
- テクニカルSEO分析(メタタグ、構造化データ、パフォーマンスなど)
- 競合分析およびキーワード戦略
- UX/UIおよびコンバージョン最適化の評価
- 特定のコードスニペットの実現可能性についての検討
- 優先度付きの改善提案と、その効果を測定するための指標
これらを踏まえ、検索流入とコンバージョンを最大化できるような包括的な監査レポートを作ってもらいます。

あとはManusがブラウザを自動操作するのを待つだけ
依頼を送ったら、あとはしばらく待つだけです。
Manusがどんな風にブラウザを開いて動いているかは、画面を横に並べてライブで見ることができます。
実際にChromeなどでサイトを開いて確認しに行く様子や、今どこを確認しているのかがリアルタイムで分かります。
分析にはおよそ10分ほどかかるため、その間はコーヒーでも入れて待つくらいの感覚です。
今回は15分いかないくらいで、頼めば10万円以上かかるようなホームページ診断が終わりました。

Webサイトを訪れたユーザーが、問い合わせや購入などの成果(コンバージョン)に至る割合を高めるための改善活動を指します。SEOが「集客の入口」なら、CROは「入ってきた人を成果につなげる」領域です。
Manusの診断レポートの中身|テクニカルSEOから改善コードまで
診断が終わると、Manusはサマリーとともに詳細なレポートを出してくれます。
中身を順に見ていきましょう。
テクニカルSEO診断
まずはテクニカルSEO診断です。
SEOと呼ばれるコードの書き方などによって、サイトがインデックスされやすい・されにくいといった問題が起きることがあります。
Manusは「ここに技術的な問題があります」という形で具体的に指摘してくれます。

メタディスクリプションの指摘
次にメタディスクリプションの指摘です。
メタディスクリプションとは、そのページにどんな内容が載っているかを説明する文章のことです。
今回のサイトでは全ページで同じ説明文が使い回されていること、推奨される30文字から60文字の範囲に対して短すぎることなどを教えてくれました。
robots.txtとサイトマップ
robots.txtとサイトマップの評価もあります。
robots.txtは、クローラー(ロボット)がサイトにどんな情報が載っているかを読みやすくするためのファイルで、これを適切に用意しておくとクロール・インデックスされやすくなります。
今回のサイトはrobots.txtが適切に設定されており、全クローラーに対してクロールを許可していると評価されました。ここは褒められているよいポイントです。
一方で、サイトマップ内のURLに最終更新日(lastmod)が記載されていないため、クロール優先度を判断しにくいといった指摘も出ています。

競合分析と改善コードの提示
さらにManusは、競合のラーメン店やフランチャイズのページがどういうキーワードを狙っているかも調べてくれます。
そのキーワードを散りばめたうえで、どんな改善をしていったらいいかをコードにまで落とし込んで出してくれるのが特徴です。

コードが書けない人でも、自社サイトを管理している会社に「こんな風に直したらいいという提案があったので参考に直してほしい」と具体的に依頼できます。
逆にコードが書ける人なら、お客さんのサイトを公開する前後に診断し、「ここを改善した方がいい」という提案が出たら、それを追加で回収しませんかと営業できます。
改善の優先順位と信頼性
先ほど「全ページ同じ内容になっている」と指摘されたメタディスクリプションについても、「このページはこう入れたらいい」という文章まで考えて提案してくれます。
プロの視点から見ても、内容の信頼性はかなり高いとのことです。
もちろん細かい調整は必要で丸ごとコピーはできないものの、言っていることは正しく、改善の優先順位まで付けてくれる点が高く評価されています。
検索結果でタイトルの下に表示される、ページの内容を説明する文章です。全ページで同じ文が使い回されていると、検索エンジンにページの違いが伝わりにくく、クリック率にも影響します。
診断結果をフリーランスの営業武器にする|スキル登録で再利用
これまでホームページ診断はブラックボックスで、丸ごとお任せで10万円・20万円を払って依頼していた人も多いはずです。
Manusでこの情報を自分でも把握しておくだけで、「こちらも調べている」という状態で壁打ちができ、ぼったくられたり不要な依頼をされたりするリスクを防げます。
逆にフリーランスは、これを武器にして営業することがしやすくなります。
スキルクリエイターで作業をスキル登録する
自分のサイトを定期的に診断したり、お客さんのサイトを継続的に診断したりする場合、毎回同じ指示を出すのは手間です。
そこで、スキルクリエイターを使って今回やったことをスキルとして登録しておけます。
そうすれば次回からは、URLを貼って「このサイトを監査して」と指示するだけで、今回のプロンプトを全部実行してくれます。
一連の指示や作業手順を「スキル」としてManusに覚えさせておく機能です。定型作業をテンプレート化しておけば、次回は最小限の入力で同じ処理を再実行できます。
なぜ今フリーランスがこのスキルを持つべきか|情報格差という価値
この診断を見た社長は、もう広告代理店に依頼しなくなるかもしれません。
ただし、これほど感度が高い経営者はまだ珍しいのが実情です。
むしろ「AIって何?」という、AIにまったく触れていない中小企業の経営者の方が多いのが現状です。
そういう人に対してアクセスできることが、今後のフリーランスの価値になっていきます。
情報格差を埋めてあげることが、これからのフリーランスが生きる道の一つになると解説されています。
この活用法を知っていること自体が、ある種のスキル獲得だと言えます。
手動レポート作成からManus活用へ|代表の実体験に見る営業スケール
解説者がフリーランスだった頃は、こうしたレポートをすべて手動で作っていたそうです。
具体的には、飲みの席や交流会で隣り合った経営者と名刺交換をし、今の公式サイトで悩んでいることを軽く聞いておく。
その後、家に帰ってから名刺に載っているホームページを開き、「ここが崩れている」「デザインが古い」といった改善レポートにまとめて、お礼とともに送っていたとのことです。
「気になった点があればおっしゃってください。回収まで僕がやります」という提案です。
ただし手動では、1日にできるのはせいぜい1件ほどが限界でした。
ここでManusを使えば話が変わります。
何百人規模の交流会で名刺をたくさん交換し、帰って名刺のURLをひたすらManusに打ち込んでいけば、レポートが次々と上がってきます。
翌日、「昨日は名刺交換ありがとうございました。サイト制作やデザインをやっているので、よかったらと思いレポートもまとめました。改善される際はぜひ」とお礼とともに送れば、丁寧なレポートのスピード感で信頼を得やすく、案件につながりやすくなります。
Manusでレポートを提案スライド・PDFに変換する
最後に、レポートをさらに提案しやすい形に変える方法です。
自社用にざっくり出したドキュメントに対して、「このドキュメントからスライド資料を作ってください」と追加で依頼すると、PDFのレポートまで作ってくれます。
そのレポートを例えばGoogle Driveに上げてリンクを貼り、メールやLINEで一緒に送れば、相手は改善提案レポートがまとまった状態で見られます。
「レポートに基づいて具体的な改善をまとめたスライドを作成してください」と指示すると、Manusがスライドの構成を考え、1枚ずつスライドを作ってくれます。

このスライドができれば、そのまま提案資料として送れるため、サイト制作やデザインをやっている人にとっては大きな時短になります。
この提案と一緒に「僕がやります」と言われたら、依頼したくなるのは自然な流れです。
まとめ|Manus活用でホームページ改善提案を武器にしよう
Manusは、ホームページのSEO・CRO診断を10分ほどで自動化し、改善提案レポートやスライドまで作ってくれるブラウザAIエージェントです。
自社サイトの集客に不安のある経営者はもちろん、Webサイト制作をやっているフリーランスやデザイナーにとっては、営業の切り口をつくる強力な武器になります。
情報格差を埋め、スピード感のある提案で信頼を得る。
今日の内容は、そのまま実務に生かせる活用術です。
動画の概要欄にあるデイトラ公式LINEに登録すると、解説者が実際に使ったプロンプトと、見本として提示された改善レポートを受け取れます。手順をそのまま再現したい方は、こちらを入手してから試してみてください。
Manusに関するよくある質問
Q. Manusの料金はいくらですか?
月額制ではなく、使ったトークン量に応じてクレジットを消費する従量課金制です。目安としておよそ4,000クレジットが6,000円ほどでした。登録時の無料クレジットや毎日の無料枠もあり、この記事で紹介したHP診断はManusライト(無料のライト版)でも十分できる内容です。
Q. Manusはハルシネーション(誤情報)が心配ではないですか?
リスクは非常に少ないとされています。Manusは実際にブラウザで検索し、検索順位の上位から実在するお店や情報を確認したうえで取ってくるため、存在しない名前を挙げてしまうことが起きにくい仕組みです。
Q. ホームページ診断にはどれくらい時間がかかりますか?
動画では分析におよそ10分、全体でも15分いかないくらいで診断が完了していました。依頼を送ったあとは、コーヒーを入れて待つくらいの感覚で自動で進みます。
Q. Manusが出した診断結果はそのまま使えますか?
丸ごとコピーはできず、細かい調整は必要です。ただしプロの視点でも「言っていることは正しい」とされ、改善の優先順位まで付けてくれるため、提案のたたき台としては十分に使えます。
Q. 毎回同じ指示を入力し直す必要がありますか?
いいえ。スキルクリエイターで今回の作業をスキル登録しておけば、次回からはサイトのURLを貼って「監査して」と指示するだけで、同じプロンプトを自動で実行してくれます。
Manus活用やWeb制作をさらに深く学ぶならデイトラ「Web制作コース」
本記事で解説したManusによるSEO・CRO診断は、独学でも基礎を押さえることはできます。
ただし、実務で通用するレベルまで体系的に習得するには、現役で活躍するメンターから添削を受けながら学べる環境が近道です。
デイトラの「Web制作コース」は、実務レベルを想定したカリキュラムと、現役プロによる質問対応が特徴のオンラインスクールです。
広告費を最小限に抑え、口コミと品質で支持を得てきたからこそ、業界の数分の一という低価格で学べます。
AIツールを使いこなして、Webサイト制作を副業やフリーランスの仕事にしたい方は、ぜひ一度カリキュラムをチェックしてみてください。
「自分に合うか不安…」という方は公式LINEへ
「独学とスクール、どちらが自分に合っているか分からない」
「複数のコースのうち、どれを選ぶべきか相談したい」
そんな方は、デイトラ公式LINEに登録してみてください。
自分に合ったコースの診断や、無料の学習動画などの特典もプレゼント中です。
無理な勧誘は一切ありませんので、まずは情報収集として気軽に登録してみてくださいね。
翔平(@showheyohtaki)
社会人向けにAIやWebスキル活用を教えるリスキリングスクール「デイトラ」の代表。自身もフリーランス時代にホームページの改善提案で案件を獲得してきた経験を持ち、デイトラのYouTubeチャンネルでAI×Webスキルの実践的な活用法を発信している。