こんにちは、デイトラ情報局です!
今回は、インタビューライターの真田雪子さんをお招きして開催した特別ウェビナー「Webライターの営業 〜実績ゼロから、地元企業の広報を任されるまで〜」のイベントレポートをお届けします。
ゲストは、企業の採用・広報支援まで手がけるインタビューライター・真田雪子さん。駆け出しライター時代から現在に至るまで、どのように営業方法を変えてきたのかを、実際に使った提案文や営業エピソードを交えながら6つのステップで紹介していただきました。
この記事のポイントはこちらです。
- 実績ゼロから仕事の幅を広げた6つの営業術
- 初心者の提案文と受注した提案文の違い
- 募集が出る前に提案する方法
- 実績が次の仕事を連れてくる仕組みのつくり方
登壇者紹介
真田雪子さん
千葉県南房総市在住。調剤薬局グループで登録販売者として13年間働いたのち、2022年12月に副業でライターを開始。現在は屋号「ヒトピタ」で企業の採用・広報を支援し、SEO記事とインタビュー記事を合わせて400本以上を執筆しています。
時給187円から仕事の幅を広げた6つの営業術

独学でWebライターを始めた真田さん。Googleドキュメントも初めて触る状態で、3,000円の記事に約16時間かかり、時給換算187円というスタートでした。
そこから営業のやり方を段階的に変え、月額5万円の継続案件を獲得。駆け出しの頃からの営業方法を6つに分けて紹介します。
- クラウドソーシングで応募する
- 直接契約に挑戦する
- 欲しい肩書を名乗る
- 見つけてもらう仕組みをつくる
- 募集を待たずに提案する
- 地域のつながりから仕事をつくる
真田さん今ご自身がどの段階にいるのかを考えながら、「これならできそう」と思えるものを一つ見つけていただけたら嬉しいです。
ここから、それぞれの営業方法を詳しく紹介します。
1.クラウドソーシングで応募する
実績がないうちは、まずクラウドソーシングで「できそう」と思える案件に応募し、実績をつくることから始めてみましょう。
真田さんは、最初はランサーズで「内容が理解できる」「調べればできそう」と思った案件に応募していました。
最初の提案文は不採用でしたが、3件目では募集文の質問にも答え、記事テーマに関連するメルカリの経験をアピール。ライター開始から約2週間で初受注につながりました。

真田さん提案文では、自分のことを詳しく書くより、募集文の質問に答え、案件に活かせる経験を伝えることが大切です。
初案件は5,000文字3,000円で、時給換算すると約187円でした。
ただし、初心者だから低単価でいいわけではありません。受けるなら、「何を得るか」「何を得たら卒業するか」を決めておくことが大切です。
真田さんはSEOの基礎と実績を得て、約3ヶ月で低単価案件を卒業しました。
2.直接契約に挑戦する

実績ができてきたら、次のステップは企業との直接契約です。
真田さんは、ライター開始から約3ヶ月後にSEOチームの案件に参加。ランサーズやXで記事制作会社の募集を探しながら、仕事では相手の手間を減らすことを意識していました。
- 返信は早めにする
- 質問は「背景・調べたこと・自分の考え」まで整理する
- 自分の記事だけでなく、制作全体の流れを見る
こうして実績と信頼を積み、所属していたコミュニティの募集から文字単価2円の直接契約につなげました。
真田さん「次はこんな記事を作りませんか」とクライアントへ提案することもあり、仕事の進め方や提案そのものが次の仕事につながると実感しました。
3.欲しい仕事の肩書を名乗る
狙いたい仕事があるなら、実績が増えるのを待たず、その仕事に合った肩書を先に名乗ります。
真田さんは、インタビューの仕事を増やすために、ランサーズやX、ポートフォリオ、名刺の肩書を「インタビューライター」に変更しました。
ただし、肩書だけでは依頼につながりません。そこで必要になるのが、「何ができるか」を示すサンプルです。

実績がない場合は、以下の方法があります。
- 講座や課題で作った記事を活用する
- 友人の会社やお店を取材してサンプルを作る
- 過去の制作物を実績として掲載できないかクライアントに相談する
クライアントに相談する際は、ポートフォリオでの一般公開が難しくても、社名や個人名を伏せる、一部だけ掲載する、「SAMPLE」の透かしを入れる、商談時だけ見せていいかという交渉方法があります。
真田さんインタビューの実績がないときは、デイトラのカリキュラムで作成した相互インタビュー記事を営業用のサンプルとして活用しました
狙いたい案件に合わせて肩書を変え、サンプルでできることを見せる
実績の公開は二択で聞かず、「どこまでなら見せられるか」を相談する
4.見つけてもらう仕組みをつくる
実績が増えてきたら、プロフィールやパッケージ、Xを整えて、クライアントから見つけてもらう仕組みをつくります。
真田さんは、13年間の登録販売者経験にライティングを掛け合わせ、「医療・健康・美容に強いライター」として見せ方を変更。ランサーズのプロフィールを改善した直後には、2件の依頼が届きました。
真田さんプロフィールは、自分が寝ている間も「何を頼める人なのか」を伝えてくれる、24時間働く営業担当です。

さらに、ランサーズのパッケージは「インタビュー記事」とまとめず、採用向け・医療機関向け・介護事業者向けなど、業界や目的ごとに分けて出品。現在はパッケージから月1件程度の受注につながっています。
実績ができたら、納品して終わりにせずに以下へ反映します。
- プロフィール
- パッケージ
- ポートフォリオ
- X
Xでは実績だけでなく、仕事への思いや人柄も発信。現在はプロフィールなどから月2件程度、ランサーズのパッケージから月1件程度、XのDMからも月1件程度の相談・受注機会があります。
強みは「誰よりも詳しいこと」ではなく、経験やスキルの掛け合わせで考える・実績を公開し、次の問い合わせにつながる仕組みをつくる
5.募集を待たずに提案する

実績や得意分野が増えてきたら、募集案件に応募するだけでなく、仕事を依頼しようとしている企業へ先に提案する方法もあります。

真田さんは、ランサーズの「提案待ちの新規クライアント」を活用。全員に送るのではなく、業種や検討している仕事を確認し、自分の経験が役立ちそうな相手を選んでいました。
企業名が分かる場合は、公式サイトまでチェックします。
- 事業内容
- 理念
- 現在の情報発信
- 自分の経験との接点
しっかりリサーチすることで、「記事を書けます」ではなく、「貴社ならこんな形でお役に立てます」と具体的に提案できます。
真田さん実績を見せるときは、たくさん並べるのではなく、相手が完成形をイメージできるものを選ぶのがおすすめです!
募集前なら仕事内容や報酬が固まっていないため、取材や執筆、CMS入稿など、業務範囲と価格をこちらから提案することもできます。
実際にこの方法で送った提案からWeb面談、受注へ進み、現在も継続している案件があります。

2022年は自分の経歴を詳しく伝える内容でしたが、2026年は募集文の質問に沿って、実績や対応できることを回答しています。
2022年と2026年の提案文を比較すると、「私を知ってください」から「相手の不安に答える」へ視点を変えていることがわかります。
・競合が少ない募集前の段階で提案する
・相手の事業を調べ、自分が役立てることを具体的に伝える
・業務範囲や価格までこちらから設計する
6.地域のつながりから仕事をつくる

企業と直接話すことに慣れてきたら、地域の経営者が集まるコミュニティに参加する方法もあります。
単発の交流会は新しい人と知り合うきっかけになりますが、一度の参加だけでは、お互いの仕事や人柄まで深く知る時間は限られます。
そこで真田さんがおすすめするのが、継続的な関わりができるコミュニティです。
真田さんが入会したのは、中小企業家同友会。経営者が経営について学ぶ会で、月に1〜2回勉強会をしたり自身の事業について発表したりすることもあります。
真田さん「ライターです、仕事をください」と売り込むことはしていません。まずは会の活動に参加して、顔と名前を覚えてもらうところから始めました。
会の活動に参加するうちに、参加者がどんな事業をしていて、何に困っているのかを知る機会も増えていきました。そうしたやりとりのなかで、できることがあれば具体的に提案するようにしています。以下は提案の一例です。
| 経営者の悩み | 真田さんの提案 |
|---|---|
| ホームページを作ったものの、活用できていない | イベントや活動を取材し、ブログで発信する |
| 採用のミスマッチを減らしたい | 社長や社員へインタビューし、理念や働く姿を伝える |
こうした提案を重ねた結果、約半年後には、地元企業の広報を継続的に任されるようになりました。
仕事も記事制作だけにとどまらず、SNS発信やアクセス分析、改善提案まで広がっています。
真田さん「ライターです」と伝えるだけでは、何を頼めるのか分かってもらえません。相手の悩みを聞くと、自分にできることを具体的に提案できます。
・すぐに売り込まず、相手の事業や悩みを知る
・困りごとに合わせて具体的に提案する
・単発の記事制作ではなく、継続的な支援につなげる
質疑応答ハイライト
インタビューライターを名乗り始めたとき、最初はどこに営業した?
ランサーズの「インタビュー」カテゴリで案件を探し、募集が出たら応募していました。 インタビューライターを名乗ったからといって特別な営業を始めたわけではなく、まずは既存の募集案件に応募して実績を増やしていきました。
プロフィールやパッケージは、誰かに添削してもらった?
真田さんは、ランサーズのリアルイベントで担当者から改善のアドバイスを受けました。検索されやすいキーワードや、パッケージの見せ方などを教えてもらい、実際の改善に活かしています。
デイトラちゃん提案文があれほど変わったのは、添削を受けたから?
真田さんは、提案文そのものを添削してもらったわけではありません。デイトラのDAY16〜17「提案文の書き方」で、提案文の構成や伝え方の型を学び、営業に活かしました。
デイトラAIライティングコースで提案文と実績づくりを学ぶ

今回紹介した営業のなかには、真田さんがデイトラAIライティングコースを参考に実践してきたものもあります。
たとえば、ディレクターへの質問の仕方はDAY1、プロフィールの見直しはDAY15「プロフィールのつくり方」を参考にしています。
さらに、初めてインタビュー案件を受けた際には、課題の相互インタビューで作成した記事をサンプルとして活用しました。
デイトラAIライティングコースでは、提案文やプロフィールの作り方から、実際に案件へ提案する流れ、営業に使える実績づくりまで学べます。
「書く力」だけでなく、仕事を取って次につなげる力まで身につけたい方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
真田さんは、最初から営業が得意だったわけではありません。
仕事を経験するなかで実績や強みが増え、営業方法も少しずつ変わっていきました。
今回紹介した営業方法は、次の6つです。
- クラウドソーシングで応募する
- 直接契約に挑戦する
- 欲しい肩書を名乗る
- 見つけてもらう仕組みをつくる
- 募集を待たずに提案する
- 地域のつながりから仕事をつくる
大切なのは、無理に自分を売り込むことではなく、「自分にできること」と「相手の困りごと」が重なる部分を見つけることです。
今の自分にできる営業方法から、少しずつ試してみてください。
デイトラちゃん