「フリーランスはギャンブルです。私もあるとき全賭けしました」トップライターを生んだ突き抜けるための仕事論とは?名もなきライターさん 突撃インタビューvol.4

「フリーランスはギャンブルです。私もあるとき全賭けしました」トップライターを生んだ突き抜けるための仕事論とは?名もなきライターさん 突撃インタビューvol.4

突撃フリーランスインタビューでは、現役で活躍しているフリーランスのリアルや意外な素顔に迫っていきます!

名もなき
【インタビュアープロフィール】
名もなきライター(@writer_noname
Webライター5年目。
1円ライターからスタートし、低単価案件を無事脱出。
元エンジニアなので、難しい内容をわかりやすく解説した記事が得意。
noteでは文章を愛するすべての人にをテーマに
文章マガジンを配信して好評。

初芝
【インタビュアープロフィール】
初芝賢(@hatushiba_ken
東京フリーランス編集長。
現在はシステム開発のPMや新規事業に携わる一方で、フリーランスライターとして出版・キャッチコピー・WEBメディア連載などを手掛けている。
東京フリーランスではインタビュアーや司会進行を務めることが多い。

20年前にエンジニア就職したが…?

初芝
名もなきさんは今でこそライターですが、もともとはエンジニアでしたよね。
エンジニア就職したときの経緯について教えてください。
名もなき
会社員になったのは1997年、大阪のある会社に就職しました。
プログラマーとして入社したんですが、当時は女性のエンジニアなんてほとんどいませんでした。
でも、「これからはコンピューターの時代かな」と思っていたため、職業訓練校でIT系の勉強をしてエンジニアになりました。
初芝
当時はエンジニアという職業自体まだマイナーでしたか?
名もなき
いえ、Windows95が出てきて「これから!」と盛り上がっていたときでした。
あと、当時は2000年問題で「2000年になったらプログラムがおかしくなる!」と言われていたたため、エンジニアは需要あったんですよ。
就職氷河期なのに、エンジニアだけは需要があった状態です。
初芝
それからしばらくエンジニアをされていたんですか?
名もなき
2010年まではずっとエンジニアをしていました。
面白かったので、これで10年くらいやってみようかなと。
それから転職したり東京に出たりして、ある時にフリーランスとなりました。

ライターになったのはパソコンがぼろかったから!?

初芝
しばらくエンジニアをしていた後にフリーランスとなったんですね!
ちなみに、フリーランスエンジニアにはなろうと考えましたか?
名もなき
最初はWEBエンジニアになろうとしていました。ランサーズとかで仕事の募集もありましたしね。
でも、パソコンがぼろくてできなかったんですよ。
当時は17000円の安いパソコンを使っていたため、開発したいけどできなくって。
それでライターを始めました。
初芝
当時っぽくて面白いですね!
2010年ならともかく、今だとクラウドがとても発達していて開発しやすい環境ですからね。
名もなき
だから私の場合、消去法的にライターになった形ですね。
初芝
それは凄く意外ですね!
ライターをやって稼いでからエンジニアに戻るということは考えていましたか?
名もなき
いえ、特に考えていませんでした。
というのも、ずっと会社員としてエンジニアをしていたので、稼げるというイメージがなかったんです。
当時はフリーランスエンジニアで稼いでいるって人が目立ってなくて、情報もありませんでしたし。

ひたすら書き続けた一円ライター時代

初芝
たしかに、今でこそフリーランスエンジニアは稼げるというのが知られていますが、当時はまだフリーランスという言葉自体今ほど一般的ではないですしね。
ライターとしてデビュー直後はどんな働き方をしていましたか?
名もなき
最初は一円ライターとして何でも書いてましたね。
ずーっとひたすら書き続けていました。
それでもやっぱり文章を書いてお金が入ってくるのが面白くって。
「これで30年続けられたらいいな」と思っていました。
初芝
そこまで書けるっていうことは、昔から文章書くのが好きだったんですか?
名もなき
いえ、文章が好きというよりは、長めの文章を書くことに慣れていました。
私の世代だとmixiを通り過ぎているので長めの日記を書いたりしていました。
あと、私は高卒で就職してから働きながら大学に入学したんですが、そこで論文も書いていましたね。
初芝
そうなんですね!
じゃあ、特別めちゃくちゃ文章書くのが好きとかではなかったんですね。
名もなき
そうですね。
何かバックグラウンドがあるとかではないですね。
初芝
これは励まされそうな人多そうですね!
「ライターって昔から文章得意じゃないとできないんでしょ?」って言われたりしますからね。

17時間執筆生活ののち、高単価ライターへ

初芝
一円ライターとして書いていた時の、仕事の面白みはどこにあったのでしょうか?
名もなき
ちょっと「ひねる」ことでお客様を喜ばせるところですね。
「面白い!」って言ってもらえるのがやっぱり嬉しくって。
パソコン越しではありますけど、目の前の人に喜んでもらいたいという気持ちはありましたね。

ひねるとは?
名もなきさん得意の文章技法。ある物事について、メタファーを用いてユニークに表現する手法。

「女心はリバースエンジニアリングできない」と”ひねり”を用いた例。

初芝
名もなきさんって、一円ライターから月七桁までがとても速かったですよね。
そのコツって何かありましたか?
名もなき
一円で稼ごうと思ったら物量がないとダメですね。
その時は朝6時に起きて23時頃までやってました。

初芝
それはヤバいですね!

名もなき
それから単価の高い案件を頂くきっかけがあって、そのお客さんにも「いくらでも書いていいよ」って言われるようになって。
その結果、稼ぎも数倍になりました。

初芝
一円ライターとしての働き方を単価が上がっても変わらず続けていった感じなんですね!
あっさり言ってるけどすごい!!
初芝
当時でも高単価案件って人気だったと思うのですが、なんで名もなきさんに決まったと思います?
名もなき
それはやっぱりチャンスを逃さなかったからだと思いますね。
コツコツメール営業をして、情報を広げて、頭を下げて。
人にも紹介してもらったり。
初芝
そこまで泥臭く営業されている人って珍しい気がしますね。
僕たちのちょっと前の世代の方たちはそんなイメージあります。
高田ゲンキさん(@Genki119とかも営業でガンガン仕事取っていますし。
高田ゲンキさんとは?
ベルリン在住のフリーランスのイラストレーター/漫画家。著書『フリーランスで行こう!』の中で、地道にテレアポをして仕事を獲得したデビュー時代のことが語られている。
名もなき
その仕事の過程みたいなのをブログに書いていたら、見に来てくれる人が凄く増えたんですね。
稼いでいる額が半端じゃなかったので。
そうするうちに、ブログからも仕事の依頼が来るようになりましたね。

「なんとしてでも自分の人生を拓いて行くぞ」というモチベーション

初芝
「文章を仕事にしたい」と思ったきっかけはなんだったのでしょう?
名もなき
私は生活のため、というところからスタートしていますね。
「文章を仕事にしたい」というより、「なんとしてでも自分の人生を拓いて行くぞ」という想いがありました。
あとはパソコンが動かなかったので文章しかなかったという。
初芝
最近だと「仕事はやりたいことをやらなきゃ」という感じがありますけど、名もなきさんはネガティブなモチベーションが強いように思えます。
そのあたりお聞かせください。
名もなき
私は高卒でIT業界に入ったんですけど、その場の人と合わないということが結構ありました。
20年前のIT業界だとそれ一本にずっと熱中してきた人も多かったので、女子高生上がりだと話が合わなくって。
それで10年くらい人間関係に悩み続けて、最後は休職しました。
名もなき
それで辞めることになったんですが、大手だから辞めるときには「絶対辞めない方がいい」と強く言われました。
今みたいに大企業を辞めてブランディングというのもないですし、氷河期世代だから「正社員じゃなきゃ」という風潮があって。
その後経理もやったんですけど病気になっちゃって。
それで「家でも働けるようにならなきゃ」と。
そんな風に35までパッとしなかったので、今ちやほやされていることに違和感があります(笑)
初芝
そういった切実な理由の方が強いエネルギーになりそうですよね。
ふわっとした理由だと力にならないというか。
初芝
現在は高単価案件が中心となっていると思うのですが、生活スタイルはどのような感じでしょうか?
名もなき
単価が高いのでそんなに仕事が多いわけじゃなく、暇ですね(笑)

noteマガジンの安さの理由は”ツムツム”になるため

初芝
名もなきさん、去年からは受託だけでなくnoteマガジンも始めていますよね。
それも月350円というかなり安い価格で。
あれだけ安い価格で提供している理由はなんでしょうか?
noteマガジンとは?
クリエイター向けSNS”note“で、複数のノート(記事)を束ねる機能。この機能を利用することで、新聞や雑誌のように読者へ定期的に記事を届けられる。

名もなきライターさんのnoteマガジンはこちら⇒名もちゃん気まぐれマガジン

名もなき
価格ってメッセージ性があるんですよ。
たとえば、スーパーマーケットは卵牛乳豆腐を安くしていますけど、あれは日用品を安くすることで「私たちはあなたの味方ですよ」というメッセージを送っているんですよ。
1920年台にアメリカのスーパーが、地元の商店を駆逐する上で、戦略として取られていると。
名もなき
toBだと高くてもいいと思うんですけど、toCだと高いと敵になっちゃうんですね。
「味方ですよ」と口で言いながらも高い価格を取ってしまうと矛盾したメッセージを送ることになります。
なので350円でやっていますね。
初芝
なるほど…。
東京フリーランスも似た思想ありますよね。
情報を売ることの善悪は置いておいたとしても、ファンを集めて超高額商材を売りつけるのは「違うな」という考え
名もなき
そうですね。
私は”ツムツム”であって欲しいと言われたことがあるんですよ。
広く課金してもらって、面白くって愛されるというものですね。
一部のソシャゲみたいに一人からエグく取るモデルだとグロース(成長)もしないですしね。

格安なのに、収益は受託と変わらない。

初芝
そういえば、今マガジンを350円でやっていますよね。それで毎日配信していて。
noteに割く時間を企業からの仕事にあてた方が稼げるということはありませんか?
名もなき
いえ、今はそうでもないですね。
毎日1000文字を30日やっているので、1文字7円としたら21万円分の作業量。
マガジンの読者が600人いるので、350×600=21万円。
意外と受託と変わらないんですよ。
初芝
そうなんですね!
そうなると損益分岐点超えてるから、あとは利益が増えるだけですもんね。
名もなき
私の場合、フォロワーの方の購読率がとても高いっていうのもあるんですよ。
サブスクリプション(定期購読型ビジネス)の本を読むと、フォロワーの1%程度が購読者になるって書いてるんですけど。
でも、現状私のフォロワーの8%の方が課金してくれてるんですよね。
ここまで伸びるとは思っていなかったですね。
初芝
最初からサブスクリプション型で伸ばしていこうと考えていたんですか?
名もなき
いえ、そんなことはなかったです。
去年の六月に体調を崩したんですけど、医者に「食生活が悪いから改善しなさい」って言われたんですね。
でも、東京に出てからほとんど自炊なんかしてなかったらかどうしようってなって。
その時にTwitterでレシピを聞いたらたくさんの方にメッセージ頂いたんですね。
名もなき
それで「何かお返ししたいな」と思って無料マガジンを開始したんです。
最初の3~4か月は無料でやっていたんですけど、さすがにきつくなって。
それで課金制にしたら、ワーッと登録してもらえた形ですね。
初芝
なるほど…。
そういった想いや経緯があの値段設定の背景にあったんですね。

ライターは「最高の仕事」

初芝
名もなきさんのライターという仕事への想いをお聞かせください。
名もなき
最高の仕事だと思いますね。
楽しいし、自由だし。
もっと早く出会いたかったです。
初芝
ライターという仕事の面白みはどこにあるんでしょうか?
名もなき
誰にでも「書いて表現したい」という想いはあると思うんですよ。
いい文章書きたいぞ、という想いが。
そこの職人的な追及感がありますね。
初芝
なるほど。
プログラマーが「いいコード書きたい」というのと同じかもしれないですね。
初芝
名もなきさんは「名もなきライター」としてやっていますけど、名前を出したり出版をしたりとかはやっていきたいですか?
名もなき
今は自由に書けることが増えたので、それをもっと増やしたいですね。
自由に書いて、アクセス送って、読者にも喜ばれる。
そんな仕事をもっと増やしていきたいです。

「圧倒的なトップに立ちたい」

初芝
名もなきさんの今後のビジョンについてお聞かせください。
名もなき
正直、圧倒的なトップに立ちたいです。
自由さ送れるアクセス読者貢献金額で。
誰も追いつけないくらい頑張りたいですね。
初芝
今でも相当トップランナーだと思うんですけどね。
正直、ライターだと月30万円稼いでいるという人でも相当珍しいと思います。
その何倍稼いでるんだって話ですから。
初芝
そのトップランナーであり続けたいという原動力はどこから来ているんでしょう?
以前も「守りに入るな文章に出るぞ」と書かれていましたよね。
そろそろ守ってもいいんじゃないかと個人的には思うんですけど(笑)
名もなき
守っちゃダメですね!(笑)
あとネガティブな理由になっちゃうんですけど、「家から出たくない」という想いが強いんですよ。
東京に夢を持って出てきたんですけど、仕事で嫌なことがあったり、病気になっちゃったり。
だからあまり家から出たくないんですよ。
この生活をまっとうしたいんです。
初芝
何よりも「家から出たくない」という強い意志があるんですね(笑)
名もなき
そうですね(笑)

高単価案件を獲得するコツとは?

初芝
ここからは名もなきさんの仕事論について伺います。
名もなきさんってかなり高単価の案件を受注していますよね。一文字10円とか。
クラウドソーシング系だと1文字1円以下の案件が多い中、飛びぬけて高いですよね。
高単価の案件を獲得するコツはあるのでしょうか?
名もなき
実績をコツコツ積んでいくしかないですね。
私の場合、案件の半分くらいがランサーズなんですが、実績がそこで見えるんですね。1000件くらい評価あるのが。
やっぱり積み上げていくしかないと思います。
ランサーズ
日本最大級のクラウドソーシングサービス。企業とフリーランスのマッチングをしている。
初芝
ランサーズの評価というのは高単価案件を獲得するのに重要なんでしょうか?
名もなき
仕事が取りやすくなりますね。
私の場合「何で検索しても上位で出てくる」って言われるんですよね。
全然関係ない不動産とかでも一位ですよって言われて。
おそらく、その並び順は売上の総額が関係しているんですよね。
ヘビーユーザーを優先しているという。
初芝
クラウドソーシング系は単価が低くなりがちと言われていますけど、逆にそこで高評価を得られれば稼げることがあるんですね!
名もなき
そうですね。偶然そうなった形ですけど。
でも、普通だと自分の単価や実績って見えないんですよね。
ブログからの受託だと、書いている実績が本当か嘘かわからないですし。
ランサーズだとそれが見えますから。
初芝
今の高単価案件はランサーズが中心ですか?
名もなき
いえ、ランサーズとブログで半々くらいですね。
ブログにも「ぜひ書いてください」ってチラホラ来ますし。
本当に半々くらいです。

格差が広がるライター業界

初芝
名もなきさんくらい稼げているライターの方って珍しいかと思うのですが、フリーランスライター業界の現状をどのように見ていますか?
名もなき
すそ野が広がっているけど、格差も広がっているんじゃないでしょうか。
私が書いていた五年前は、文字単価一円が最低ラインだったような気がするんですけど。
でも、最近では一円にも満たない案件が増えていると聞きますね。
名もなき
私はTwitterでライターをフォローしていないので、そのあたりの情報をあまり知りませんでした。
ただ、サロンを開いたら一杯入ってきて
一円が争奪戦になっていると聞きますね。
さすがにそれは放っておけないのでなんとかしなきゃと思っているところです。
初芝
そういえば僕も以前、ライターさんから相談を受けたことがあります。
結構切羽詰まった感じで「稼ぎたいんですけどどうすればいいですか」と聞かれて。
それで現状を聞いてみたら、0.35円で大量の納品を迫られているという状況でした。
さすがにそれだと技術でどうこうってレベルじゃないので、少しでも単価が高い案件への切り替えを勧めました。
名もなき
それは引きが悪いですね。
そういう人に限っていい人に見えるんですけど、お客さんとしてはいいお客さんじゃないので。
乗り換えていくべきだと思いますね。

提案文をしっかり書けない人がとても多い

初芝
まだ低単価で苦しんでいるという人は、どうやったら単価上げられると思いますか?
名もなき
提案文をちゃんと書くところからですね。
案件取れないという人は提案文が適当だったり、募集文章自体をよく読んでいないことが多いですから。
メディア名を間違えないとか、基本的なところをしっかり抑えるのが大事ですね。
初芝
意外とスキル面よりも細かいチェックの部分が大事なんですね。
名もなき
職業人としての態度はとても大きいと思いますね。
初芝
たしかに。
僕もクラウドソーシング系でよく発注していたんですが、提案文をちゃんと書いてくれる人は30%もいない印象ですね。
テンプレも用意しているのに無視して「よろしくお願いします」だけとかもざらですし。
逆に、メッセージのやり取りでいいなと思った人にはずっとお願いしたりしてたんですけど。
そういう当たり前のところがとても大事ですよね。

フリーランスはギャンブル!どこかで大きく賭けるべし!

初芝
今後フリーランスライターを目指す方は、どういう風にステップアップすればいいでしょうか?
名もなき
最初の一歩はどこでもいいと思うんですよ。Twitterでもブログでもランサーズでも。
ただ、フリーランスというのはギャンブルなんですね。
信用という賭け金を積んでいくという。
名もなき
ギャンブルだから、どこかで全賭けしないといけないんですよね。
私の場合、ランサーズがくると思った瞬間、そこに全賭けしました。
TVもお菓子も漫画もやめてひたすら書きまくったんですね。
名もなき
このギャンブルが本当のギャンブルと違うのは、負けても大丈夫なんですね。
負けたら負けたでもう一回やり直せばいいので。
なのでみんな賭ければいいと思います。

トップの人は実行力が高いし、人を変える力もある。

初芝
なるほど…。
違う人の話になりますが、ブロガーで最近はYouTubeもやっているマナブさん(@manabubannai )も似たところありますよね
時流を見極めて一点張りするのがとても上手いという。
ブログも毎日更新を何年も続けて結果出していますし。
名もなき
そういえば、マナブさんがブログを更新し始めたのは私との話がきっかけだと言っていましたね。
マナブさんと話してた時に、「永江一石さん(@Isseki3)が『どんなに辛くても、しがみついてでもブログを毎日書いて仕事を取れ』と書いてたよ」っていう話をしたんですね。
それで毎日更新を始めたんだとか。
初芝
それ、名もなきさんからだったんですね!
それにしても実行できるのが凄い…。
名もなき
実行できる人もそうですし、そうやって人を変えていけるのがトップだという感じもしますよね。

「使い勝手のいいライターでありたい」という意識

初芝
フリーランスライター業界は今後どうなると思いますか?
名もなき
業界に発注する企業サイドがホワイト化すると思いますね。
働き方改革でお客さんが帰るのも早くなるから、19時で帰りたいのに17時に原稿送らせたりメールしたりはしない。
「お客さんを早く帰らせてあげる」という意識が大事になりますね。
初芝
そうなると、今後は企業の働き方に合わせることがフリーランスに求められますか?
名もなき
そうですね。とにかく時間を守る。これが鉄則。
私は三時に起きて仕事をしていて、「なんでそんなに早いんですか?」って言われることがあるんですけど、お客さんが九時に出社してるんですね。
だから、出社までに原稿を入れておきたくて。
使い勝手のいいライターでありたいと思ってるんです。

「作家は最後の職業」

初芝
名もなきさんはエンジニアからライターになっていますが、ライターをするにあたって有効となるキャリアの掛け算はなんだと思いますか?
名もなき
ライターはなんでも活かせる仕事だと思いますね。
死刑囚でもできると言われていますし。
村上龍先生が「作家は最後の職業」と言ってるんですね。
どんな経験をした人でも、作家になれると。
名もなき
でも、逆はできないんですね。作家から別の道を行くという。
なので、エンジニアになったり、人生の旅をしたりして、それでもやることがなくなったら最後になればいいと思います。
積極的に選ぶ仕事ではないのかなという気がしますね。
初芝
業界トップランナーの名もなきさんが言うと重みがありますね…。
これからライターになりたい人についてはどう思いますか?
名もなき
新卒では辞めておいた方がいいと思いますね。
でも、どうしても会社勤めが合わないという人はいますよね。
そういう人にとってはセーフティネットにするといいと思います。
初芝
最後に、これからフリーランスライターになりたい人へのメッセージを頂けますか?
名もなき
ギャンブルなので、コツコツ賭け金を積んでいって、大事なところで大きく賭けるということを意識して欲しいですね。
あとは、Twitterで誰と絡むか、どの媒体で書くかということもギャンブルなので、そういうことを管理することも大事です。
目の前の仕事ばっかりやっていると、のまれちゃうかなと。
一番大事なのは自己管理や時間管理といった、自分の中身をコントロールする力ですね。
名もなき
あとは、面白い記事を書いて悔しがらせて欲しいです(笑)
ぜひみんなnoteや発信をやってください!
初芝
インタビューありがとうございました!
名もなきさんを悔しがらせる記事を作れるよう、これからも精進します!(笑)
名もちゃん気まぐれマガジンについて

本記事で紹介した“名もちゃん気まぐれマガジン”は、月額350円のnoteマガジンです。
・売上アップ術
・文字単価交渉術
・インバウンド営業
・Webで映える文章
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などが毎日配信されています。
東京フリーランス編集長初芝も愛読している、お世辞抜きのおすすめマガジンです!
詳細はこちら⇒課金者600名!名もちゃん気まぐれマガジンとは?(漫画あり)

・名もなきライターさんのTwitterはこちら⇒@writer_noname
・初芝賢のTwitterはこちら⇒@hatushiba_ken

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Bさん「〇〇の経験があるので、このジャンルにおいては非常にリアリティのある文章が書けます!」

多くの方はBさんを選んだのではないでしょうか。
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