【現役ASP社員が徹底解説!】企業に喜ばれる紹介記事の書き方とは?

こんにちは、もしもアフィリエイト現役社員の芝(@t_shiba)です。

これまでASP社員としての連載記事を自分のメディアで発信してきました。

 

1:現役社員が伝える、ブロガーが損しないための「ASPの仕事、内部事情、徹底活用術」

2:【第2弾】ASP現役社員が伝える、高額特単を交渉しやすい人の思考《ブロガー必読》

 

東京フリーランス読者の方にはエンジニア以外にもライターやブロガーの方もいらっしゃると思います。

今回はそのような読者のために、どういった記事が企業に喜ばれるかを解説していきたいと思います。

 

前提として、記事が読まれるようにシカケる

初めに身も蓋もないことを言ってしまいますと。

前提として、どんなに良い記事でも読者に読まれることがなければ、この市場に存在していないのと同義になってしまうのがインターネットの世界です。

職人気質の日本人は、良いものをつくれば売れる、という考えを持ってしまいがち。

そうではなく必ず、多くの読者に読まれるようにシカケをつくならければいけません。

そして現状のインターネット社会でのシカケはあまり多くなく、大きく分けると

  • SEO
  • SNS
  • WEB広告

になります。

ありがたいことにそれぞれどれも、インターネット上にノウハウやテクニックが存在しています。

ここでそのノウハウを個別に言及することは割愛しますが、必ずどれか最低ひとつは、発信力のスキルとして磨いておくことをオススメいたします。

そしてその発信のスキルと並行しながら、企業に喜ばれる記事の作成方法も学んでいきましょう。

シンプルにお伝えしますと、企業はなにかしらの課題を持っています。

その課題を解決できることが、一番喜んでもらえる紹介記事となります。

 

態度変容モデルを理解する

まずは、企業の課題を理解するための細分化です。

マーケティングの4Pをご存知でしょうか?

  • Product(製品)
  • Price(価格)
  • Place(流通)
  • Promotion(販売促進)

その中でもアフィリエイト記事で貢献できるのはPromotionの部分です。

そしてマーケターがPromotionで一番課題を感じるのは

どのように潜在顧客に興味を持ってもらい、サービスを使ってもらい、熱狂的な顧客になってもらえるか

です。

すごく簡単にいうと、これを「態度変容」と言います。

そしてそのモデルで一番有名なのは「AIDMA」ですが、インターネットの普及によりいろいろなモデルが登場しております。

個人的にはWEBライティングには「AISCEASモデル」が、今の所しっくりきています。

AISCEASモデルは

  1. Attention(注意)
  2. Interest(関心)
  3. Search(検索)
  4. Comparison(比較)
  5. Examination(検討)
  6. Action(購買)
  7. Share(情報共有)

となっております。

ここでも詳しい説明は割愛し、簡単な例を用いて説明しますとこのような感じです。

 

ダイエットを始めようとしている人が

とある「ヨーグルトA」という商品のテレビCMを見て(Attention)

低脂肪でタンパク質豊富な商品であることが気になり(Interest)

「ダイエット ヨーグルト」で効果があるのかを検索し(Search)

「ヨーグルト 低脂肪 おすすめ」で比較をおこない(Comparison)

「ヨーグルト A」でGoogleやSNS検索で口コミを確認し(Examination)

実際にヨーグルトをAmazonでまとめ買い(Action)

そして、口コミをSNSで投稿する(Share)

 

なんとなくイメージはできましたでしょうか?

すべてのサービスが当てはまるわけではありませんが、アフィリエイト案件ではAISCEASモデルにまずは当てはめてみることをオススメします。

ほかにも態度変容モデルはいろいろありますので、当てはまらなそうであれば、いろいろ調べてみてくださいね。

企業の課題を認識する、そして解決

さて、態度変容モデルを理解した次は、企業がどこに課題をもっているか、思考を巡らせましょう。

よくアフィリエイトでは、いろいろなノウハウ本や記事で

「商標クエリを狙え」

と言われます。「サービス名」 単ワードだけでなく、よくある掛け合わせとして例えば

「サービス名 口コミ」「サービス名 評価」

「サービス名 申し込み方」

などがあげられますね。

確かに、商標クエリは成果が発生しやすいです。

それはAISCEASモデルでいえば、商標クエリは「Examination」「Action」の部分だからですね。

つまり成果が出やすいのは必然なんです。態度変容モデルの後ろの方に位置していますから。

一方で商標クエリは、企業側からみるといかがでしょうか?

自社の公式サイトでも、十分検索上位を取れそうなクエリではないでしょうか?

商標クエリで獲得することは、なにかの課題解決になっていますか?

 

もちろん商標クエリを狙うな、と言いたいわけではありません。

特に「Examination」には課題が潜んでいることも多いです。

例えば、口コミを増やしたいというケース。

背景としては例えば

  • ローンチしたばかりのサービスで、第三者視点の口コミがWEB上にない(少ない)
  • 他社サービスが先にアフィリエイト広告を出稿していたために、自社商標クエリでの口コミも他社サービスに誘導されてしまっている
  • 現在は企業努力により是正したにも関わらず、過去に作成された悪評記事が検索上位に多い

などです。

こういった背景もありますので、全てにおいて無駄とは思わないでくださいね。

ちなみに「Action」においては、ほぼ課題はないです。

自社サイトで獲得できるクエリになるので、企業としては正直喜ばれないことが多いです。

 

「Share」はSNSアカウントを保有しているのであれば、きちんと運用されていることを前提に、必ずShareしたほうがよいかと思います。

また話の流れ上「Examination」から言及してしまいましたが、他もそれぞれどういった課題を持っているか簡単に抽象化しておきます。

 

「Attention/Interest」

検索volがサービスにまつわるクエリで少ないとき

検索すれば、自社のサービスがかなりの割合で露出されているが、そもそも検索されない

⇒本来はマス広告の役割であるが、SNSやアドやYoutubeで認知に貢献できるとベスト

 

「Search」

明確に自社の強みが活きる検索クエリや、欲しいユーザー層が検索するであろうクエリで、自社サービスの露出がほとんどないとき

高確率で他社サービスに顧客を奪われてしまっている

⇒企業、サービスを綿密に研究し、強みが活かせるクエリで上位表示できるとベスト

 

「Comparison」

公式サイトではなかなか訴求しづらい比較コンテンツで、自社がなかなか推されていないとき

顧客がせっかく良いと思っても、第三者の比較コンテンツで意思をゆるがされてしまう

⇒何社も紹介する中で、自社サービスの露出が多いとベスト

 

認知獲得のためのクエリで上位表示

いろいろと課題をお伝えしてしまいましたが、多くの企業が喜ぶのは結論

「Attention/Interest」

です。

広告の役割は本来

自社サービスを知らない顧客に認知してもらう

ですよね?

成果報酬型の広告であるがゆえの良いところでもあり悪いところでもありますが、アフィリエイト広告は最終地点の「Action」=コンバージョンに意識が向かいがちです。

でも実は、AISCEASのどの位置にも貢献できる非常に万能な広告です。

その中でもやはり、母数を増やしてくれる「Attention/Interest」ができる記事は喜ばれます。

「キーワードずらし」という手法がありますが、それがまさに「Attention/Interest」へ該当します。

ここでも詳細は割愛しますが、ヨーグルトAの例でいうと

「インフルエンザ 流行」

「カルシウム 1日 子供」

のようなクエリを狙うといった意味合いです。

 

注意点としては、無理やりな流れで商品を紹介してしまうとステマと変わらない記事になってしまいます。

某医療メディアが、「死にたい」というクエリで1位表示し、転職案件の紹介をしていたというニュースはまだ記憶に残っているかもしれません。

ここまでは企業目線での話が多かったのですが大前提になるのはやはり、読者のためになる記事が一番ということです。

読者の課題解決を根本に考えながら、認知拡大につながる幅広い記事作成を心がけてみてください!

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