発注・採用につながったWebデザイナーのポートフォリオを一挙紹介!Webデザインスクール卒業生7名の作品集

Webデザイナーの採用では、ポートフォリオの提出を求められる場合がほとんどです。

「ポートフォリオにはどのようなことを書くの?」「特に見られるポイントはどこ?」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではポートフォリオの基本を押さえたうえで、クライアントに評価されるポートフォリオのポイントを解説します!

実際に案件を獲得したデイトラWebデザインコース受講生の作品もご紹介しますので、クライアントの心を掴むポートフォリオを作成したい方はぜひご覧ください!

デイトラWebデザインコースとは?
受講生2.5万人を超えるオンラインスクール「デイトラ」のWebデザインに特化したコース。受講生の中には未経験からWebデザイナーとして活躍している人が大勢いる。約110日分のカリキュラムが組まれており、1日1題のステップで学習を進められるのが特徴。

Webデザインにおけるポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、Webデザイナーやイラストレーターなどのクリエイティブ職が、就職や転職の際に見せる作品集のことを言います。履歴書や職務経歴書とともに提出を求められるものの1つです。

Webデザイナーは免許や資格は必要ありませんが、専門的なスキルや知識が求められる職業です。

面接時に「〇〇のスキルがあります」「△△の制作をしました」と伝えられても、どれだけのスキルがあるのかがわからないため、採用者は判断に困ってしまいます。

そのため、ポートフォリオを通して作品のクオリティやスキルの高さを確認し、採用の判断に活かすのです。

ポートフォリオには、基本的に次の項目を記載します。

1.自分のプロフィール

自分のプロフィールを書くことは、ポートフォリオには欠かせません。

未経験からWebデザイナーに転職する場合、スキルよりも向上心やポテンシャルを重視して採用されることもあります。

履歴書や職務経歴書では名前や生年月日などの個人情報は伝えられますが、これまでの経歴や経験などが伝わりません。

プロフィール部分では、前職での経験やWebデザイナーを志した理由など自己PRにつながるような内容を記載しましょう。

2.スキル

Webデザインに必要なツールの使用経験があれば、忘れずに記載しましょう。

たとえば、次のように書くとパッと見てツールの使用経験が伝わります。

  • Adobe Illustrator:2022年4月~
  • Adobe Photoshop:2022年6月~
  • Figma:2023年4月~

また、Webデザインに直接関係のないツールも記載しておくと、アピールにつながる場合があります。

Webマーケティングや広告運用などで使用できるツールがあれば、ぜひ記載しましょう。

3.作品や実績

ポートフォリオのメインである作品部分は、WebページのスクリーンショットやリンクURLを掲載して、実際に作品を見てもらえるように記載しましょう。

作品だけでなく、次のような説明も載せると、より自身のスキルが伝わります。

  • クライアント名・プロジェクト名
  • 制作範囲(使用技術や担当業務)
  • 制作するうえで工夫した点

複数の作品を載せるときは、掲載順にもこだわりましょう。たくさんの作品があると、最後のほうは印象に残りづらくなってしまいます。

そのため、「自身の代表作」「制作時期が新しい作品」「応募先の企業が求めている業務内容やジャンルの作品」を優先して上に掲載するのがおすすめです。

また、デザインのコンペやコンテストで受賞した経験は大きな実績になるため、あわせて記載しておきましょう。

デイトラWebデザインコース受講生の作品をご紹介!

デイトラWebデザインコースでは、不定期でデイトラデザインコンペを行っています。

デイトラデザインコンペとは?
デイトラWebデザインコース受講生を対象に行われているコンペ。発表されたテーマに合ったデザインを提出し、現役デザイナー陣から評価を受けられる。デイトラ外の企業とタイアップ開催することもあり、最優秀賞受賞者はそのまま実案件としてデザイン業務を担当できる。

ここでは、デイトラデザインコンペで最優秀賞を受賞した作品を7つご紹介します。

デイトラWebデザインコースで学んだ成果を発揮し、実案件につなげた受講生の作品をご覧ください。

1:村田ばびさん(第5回最優秀賞作品)

出典:第5回デザインコンペ結果発表:20
村田さん
【制作者】村田ばびさん(@orina66567440
コンセプトがシンデレラなので、王冠やキラキラなどのあしらいを使用し、クラシカルで女性らしい柔らかい雰囲気にしました。
既存サイトのロゴのブランドカラーは、若干色を暗く落とすことで可読性を上げています。
協調したい文字はフォントサイズを大きく太くするだけでなく、グレーを何色か使用することで文字の優先度をつけました。

2:ヒロさん(第7回最優秀賞作品)

出典:第7回デザインコンペ結果発表:23
ヒロさん
【制作者】ヒロさん(@road_of_hero
クライアント様はコンサルティング事業を行うベンチャー企業で、リブランディングを希望されていました。
ブランディングを「感情移入を促す取り組み」と捉え、ユーザーがコンテンツに集中しやすいよう意匠部分はシンプルに。
「なるほど、だからこの事業をやっているのか」と感情に訴える要素や構成を取り入れました。
特に、3つの事業を柱としていることが正しく伝わるよう、ベン図を活用して事業内容とその関係性を分かりやすく伝える工夫をしました。

3:うえたかさん(第8回最優秀賞作品)

出典:第8回デザインコンペ結果発表:04
うえたかさん
【制作者】うえたかさん(@SorairoWd
助成金・補助金という難しいイメージを親しみやすく敷居を下げる表現を意識して作成しました。
クライアント様の
・助成金は知らないだけで実はいっぱいある
・それを継続してもらうには日ごろの労務管理が大事
・助成金をもらえればOKではなく、会社をより良くするために使ってほしい
という想いをイラスト多め、わかりやすいコピーを意識して作成しています。

4:ゆうさん(第9回最優秀賞作品)

出典:第9回デザインコンペ結果発表:01
ゆうさん
【制作者】ゆうさん(@u_design_works
指定はありませんでしたが、あえて20-30代の若者にターゲットを絞ってデザインをしました。
提供素材以外の写真は極力使用せず、使用写真がAirPhoto様のものと誤認識されないように工夫しています。
また、ワイヤーフレームでは指定のなかったコンテンツを自分で設定し、よりユーザーがわかりやすいページに仕上げています。

5:ちゃこさん(第13回最優秀賞作品)

出典:第13回デザインコンペ結果発表:16
ちゃこさん
【制作者】ちゃこさん(@chaco_web
50代の女性をターゲットとして設定し、「水素水とは何か?」「どんな効果があるのか?」「安全なのか?」というお客様の不安を拭えるように作りました。
「SUIREX5」や水素水について知っていただくことを目的と考え、できる限り細かな情報まで載せています。

6:あんみさん(第14回最優秀賞作品)

出典:第14回デザインコンペ結果発表:33
あんみさん
【制作者】あんみさん(@annnmii
『Fruits Bar』というサービス名から、フルーツをモチーフにした遊び心溢れるカラフルでポップなデザインに仕上げています。
鮮やかな色が際立つよう、背景には白や淡いグレーを使用し、目立たせたい部分は黄色ベースにしました。

7:りいさん(第16回最優秀賞作品)

出典:第16回デザインコンペ結果発表:20
りいさん
【制作者】りいさん(@____ree94
導入部ではAI活用人材教育の重要性を強調、その後ユーザーにベネフィットを伝える構成を考案。
ファーストビューはサービスの良さをまとめました。
企業向けなので配色やあしらいは控えめにし、信頼感のあるイメージが出るよう意識しました。

採用者の心をつかむポートフォリオの特徴

どのようなポートフォリオだと採用につながるのか、気になる方は多いことでしょう。

ここでは、採用者の心をつかむポートフォリオの特徴を2つ解説します。

  • 相手意識をもって作られている
  • 制作意図や担当範囲など詳しく書かれている

相手意識をもって作られている

相手意識をもって作られているポートフォリオは高評価につながります。ポートフォリオを見る採用担当者のニーズを考えて作成しましょう。

基本的に採用担当者は「何ができるのか」を知りたいと思っている場合がほとんどです。

作品の説明部分では大変だったことや苦労したことを載せたくなりますが、採用するうえでは評価の対象にはなりません。

自分のことをまったく知らない人が見ることを想定して、身につけたスキルや貢献できることが伝わるポートフォリオを作成しましょう。

制作意図や担当範囲など詳しく書かれている

ポートフォリオに制作意図や担当範囲が詳しく記載されていると、身につけたスキルや貢献できることが伝わりやすくなります。

制作意図とは「なぜこのデザインにしたのか」を言語化したものです。たとえば、次のようなものが挙げられます。

  • ターゲットに伝えたい印象
  • サイトのコンセプト
  • コンセプトを表すために使った表現

また、担当範囲を明記することも重要です。デザインだけ担当したのか、コーディングまで行ったのかでは、採用担当者が感じる印象が変わります。

「入社後に即戦力になれる」というアピールにもつながるため、制作意図や担当範囲は詳しく書くことをおすすめします。

まとめ:クライアントに評価されるポートフォリオを作成しよう!

ポートフォリオは、Webデザイナーの就職や転職にかかせないものです。

自分がもつスキルや知識、制作した作品例などをアピールするために重要な書類なので、時間をかけて作り込む必要があります。

本記事の内容を参考にして採用担当者が「ぜひ採用したい!」と思うようなポートフォリオを作成し、就職や転職につなげましょう!

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