デザインセンスがなくて自信がない…
資料やSNS投稿を作っても、なんだか垢抜けない…
そんな悩みを抱えている初心者Webデザイナーにこそおすすめなのが Canva(キャンバ) です。
Canvaは、豊富なテンプレートと直感的な操作で、誰でも簡単にプロ級のデザインを作れるオンラインツール。
しかも無料から始められ、最新のAI機能を活用すれば、オリジナル性の高いデザインも短時間で仕上げられます。
この記事では、アカウント作成から基本操作、そして仕事に役立つ最新AI機能まで、Canvaを使いこなすためのポイントを初心者目線でわかりやすく解説します。
デザインが苦手という意識がある方にこそおすすめのツールなので、ぜひ参考にしてください!
※本記事の内容は、2025年7月5日時点のものです。

Canvaとは?デザイン初心者にこそおすすめな3つの理由
Canvaは、世界中のユーザーに利用されている、無料で使えるオンラインデザインツールです。
インストール不要でブラウザからすぐに使えるのが特徴で、初心者からプロまで幅広いユーザーに支持されています。
そんなCanvaが初心者におすすめな理由は大きく3つあります。
- 豊富なテンプレートでプロ級デザインが作れる
- 直感的で簡単に操作できる
- Canva一つであらゆる制作物を作れる
理由1. 豊富なテンプレートでプロ級デザインが作れる
Canvaには、プロデザイナーが作成した数百万点以上のテンプレートが用意されています。
Instagram投稿、プレゼン資料、YouTubeサムネイル、名刺、チラシなど、用途に合わせたデザインの型を選び、文字や写真を入れ替えるだけで完成。
初心者が一からデザインを考える必要はなく、プロのレイアウトをベースにすれば自然と「バランスの取れたおしゃれなデザイン」に仕上がります。
理由2. 直感的で簡単に操作できる
Canvaは、「デザインツール=難しい」というイメージを覆す、初心者に優しい設計が魅力です。
クリックやドラッグ&ドロップといった基本的なPC操作で直感的に使え、特別な知識やセンスは一切不要。
また、作業内容は自動保存されるので「保存し忘れて消えた…」という心配もありません。
理由3. Canva一つであらゆる制作物を作れる
CanvaはSNS投稿や資料作成だけでなく、動画編集、名刺、ポスター、LINEアイコンまで対応可能。
「SNSはCanva、名刺はIllustrator、動画はPremiere…」と複数のツールを使い分ける必要がなく、Canva一つで完結できるのは大きなメリットです。
無料プランと有料プラン(Canva Pro)の違いは?どっちを選ぶべき?
Canvaには、無料プランと有料プラン(Canva Pro)があります。
「まずどちらを使えばいいの?」と迷う方も多いですが、結論から言うと最初は無料版で十分です。
無料版だけでもテンプレートや素材が豊富なので、初心者がデザインを始めるために不足はありません。
使いながら「もっと便利な機能を使いたい」「素材の幅を広げたい」と思ったタイミングで、Canva Proを検討すればOKです。
Canva Proでできること
Canva Proでは、無料版では使えない作業効率を大幅に上げる機能が揃っています。
特に「時間を節約したい」「素材選びに困りたくない」という方におすすめです。
1. ワンクリックで背景を除去できる
Canva Proの目玉機能が、背景透過(背景除去)です。
被写体を残して背景だけを一瞬で切り抜けるので、商品画像や人物写真を使ったデザインに最適。
Photoshopなら時間がかかる作業も、Canva Proなら数秒で完了します。
2. AI機能をフル活用できる
Canva Proでは、AI画像生成「マジック生成」を月500回まで使えます。
「オリジナルのイラストや背景を作りたい」「他の人と被らない素材を使いたい」といった場面で大活躍します。
3. 素材・フォントを無制限に使える
無料版でも十分な数のテンプレートがありますが、Canva Proでは1億4,000点以上の写真・イラスト・フォントが使い放題になります。
「この素材は有料だった…」というストレスが減り、デザインの幅が一気に広がります。
無料プランと有料プランを比較!
「Canva Proではどんな機能が増えるのか?」をひと目で確認できるように、無料版との違いを表にまとめました。
アップグレードを検討する目安として参考にしてください。
| 機能・項目 | 無料プラン | Canva Pro(有料プラン) |
|---|---|---|
| 料金 | ¥0 | 月額 ¥1,180(年払いなら 年間¥8,300) |
| テンプレート数 | 220万点以上 | 500万以上 |
| 写真・素材 | 470万点以上 | 1億4,100万点以上 |
| 背景除去 | × 利用不可 | ○ 利用可能 |
| AI機能(マジック生成) | 制限あり | 月500回まで |
| クラウドストレージ | 5GB | 1TB |

まずは無料版で慣れて、必要を感じたらアップグレードしましょう!
Canvaの基本的な使い方を6ステップでマスターしよう!
ここからは、アカウント作成からデザイン完成までの流れを6つのステップで解説します。
- アカウントを作成して、テンプレートを選ぶ
- テキストを編集する
- 素材を追加・編集する
- レイヤーを操作して要素の重なり順を調整する
- 複数ページの管理をする
- 作成したデザインを保存・管理する
ステップ1. アカウント作成して、テンプレートを選ぶ
まずはCanvaの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成またはログインしましょう。
Googleアカウントやメールアドレスを使えば、数分で登録が完了します。
ログインするとホーム画面が表示されるので、作成したいデザインの種類を選びましょう。

検索窓に「Instagram 投稿」や「プレゼン」と入力して探す方法もあれば、SNS・資料・動画などのカテゴリーから選ぶ方法もあります。
初心者はゼロから作るのではなく、テンプレートを選んでアレンジするのがおすすめです。


ステップ2. テキストを編集する
テンプレートを選んだら、次は文字を自分用に編集します。
テキストボックスをクリックして文章を書き換えるだけで簡単に内容を差し替えられます。
しかも、作業は自動保存されるので安心です。
書式を整える
Canvaでは文字の書式変更も簡単です。
フォントの種類やサイズ、色を変えるだけでなく、太字・斜体・下線・取り消し線といった基本的な装飾もワンクリックで適用できます。
さらに、文字の配置を中央寄せや右寄せに切り替えたり、箇条書きを作成したりすることも可能です。
レイアウトを調整する
文字の読みやすさを左右するのが、間隔の調整です。
Canvaでは文字間隔や行間隔をスライダーで直感的に調整でき、わずかな変更でも見た目が大きく改善されます。
また「タイポグラフィー」機能を使えば、Canvaが自動的に最適な文字間隔を設定してくれるので、初心者でもプロのような文字組みが可能です。

エフェクトで表現を広げる
さらにCanvaならではの強みが「テキストエフェクト」。
影や縁取り、ネオン風といった加工だけでなく、文字をアーチ状や円形に湾曲させることもできます。
SNSで目を引くタイトルや、遊び心あるデザインを作りたい時に最適です。
ステップ3. 素材を追加・編集する
文字だけでは物足りないと感じたら、写真やイラスト、アイコンといった素材を加えてみましょう。
左側の「素材」タブから検索すれば、数百万点の画像やグラフィックが見つかります。
追加した素材は、拡大・縮小や位置の調整に加え、色の変更や透明度の調整も可能です。

特に写真の上に半透明の図形を重ねて文字を載せると、文字が読みやすくなりデザインがぐっと引き締まります。
また、最近のアップデートでイラストの色も自由に変えられるようになりました。
そのため、資料やSNS投稿のシリーズなどでもテイストを統一しやすくなっています。
ステップ4. レイヤーを操作して要素の重なり順を調整する
デザインに複数の要素を配置すると、前後関係をコントロールしたくなる場面が出てきます。そのときに活躍するのがレイヤー機能です。
操作はシンプルで、重なり順を変えたい要素を右クリックし「最前面へ移動」や「最背面へ移動」を選ぶだけ。

例えば、犬の足跡アイコンを写真の上に置きたい場合は「最前面へ移動」、背景として馴染ませたいなら「最背面へ移動」を使います。
レイヤー操作を身につけることで、思い通りのレイアウトを実現できるようになります。
ステップ5. 複数ページの管理をする
SNSのカルーセル投稿やプレゼン資料など、複数ページを使ったデザインを作る場面も多いでしょう。
Canvaでは画面下部のページ管理バーから簡単に操作できます。
- ページを追加:「+」ボタンで新しいページを追加
- ページを複製:現在のページをそのままコピー
- ページを削除:不要なページをゴミ箱アイコンで削除
さらに、ページを一時的に非表示にしたり、ロックして編集できないようにしたりといった管理機能も備わっています。

こうした機能を活用すれば、複数ページのプロジェクトも効率的に管理できます。
ステップ6. 作成したデザインを保存・管理する
デザインが完成したら、最後にデータを保存して活用しましょう。
Canvaではクラウド保存が自動で行われるため保存忘れをする心配はありませんが、必要に応じて形式を選んでダウンロードしたり、後から再編集したりできます。
ここでは、保存と管理の基本を解説します。
デザインをダウンロードする方法
編集画面の右上にある「共有」ボタンをクリックすると、メニュー内に「ダウンロード」が表示されます。

そこから保存したい形式を選んで書き出すと、ダウンロードが完了します。
基本はPNGはおすすめですが、用途に応じて形式を使い分けると良いでしょう。
ダウンロード時にファイル名やサイズを調整することも可能です。
作成したデザインを管理・再編集する方法
Canvaで作成したデザインは、自動的にクラウドに保存されます。
編集画面を閉じてホーム画面に戻ると、「最近のデザイン」に作成したファイルのサムネイルが一覧で表示され、クリックすればすぐに再編集が可能です。
さらに、複数のデザインをフォルダで整理したり、リンクを共有して他のメンバーと共同編集することもできます。
特にチームでの制作では、このクラウド管理機能が大いに役立ちます。
作業効率UP!知っておきたいCanvaの最新AI機能と便利テクニック
Canvaは基本機能だけでも十分に便利ですが、最新のAI機能や効率化テクニックを活用すれば、デザイン制作のスピードとクオリティがさらに向上します。
ここでは、特に初心者Webデザイナーにおすすめしたい注目機能を紹介します。
AI機能「マジック生成」でオリジナル画像を作成できる
「欲しい素材が見つからない…」「他の人と同じ画像を使いたくない…」
そんなときに頼りになるのが、AI画像生成機能の「マジック生成」です。
使い方はとてもシンプル。左側メニューの「アプリ」から「マジック生成」を選び、テキストボックスに生成したいイメージを入力します。

無料版でも回数制限付きで体験できますが、Pro版にアップグレードすると回数が大幅に増え、より多くのオリジナル素材を活用できるようになります。
素材サイトを探し回る手間を省き、独自性のあるデザインを作りたいときに有効です。
ワンクリック背景除去で作業時間を短縮できる
Canva Proで特に人気の高い機能が、「背景除去」です。
この機能は写真を選択し、上部の編集メニューから「背景除去」をクリックするだけで、AIが自動的に被写体を判別し、数秒で背景を切り抜いてくれるというもの。

従来ならPhotoshopなどで時間をかけて行っていた切り抜き作業が、Canvaならワンクリックで完了します。
Webデザイナーにとって、背景除去の効率化は作業時間を短縮するだけでなく、デザインのクオリティを一定以上に保つための強力な武器になります。
Canva Pro限定の機能なので、使ってみたい方はアップグレードを検討してみてください。
まとめ:Canvaを使いこなし、「デザインが苦手」を克服しよう!
デザインに自信がない人でも、Canvaを使えば驚くほど簡単におしゃれな作品を作成できます。
豊富なテンプレートと直感的な操作で、SNS投稿から資料、名刺、動画まで幅広く対応可能です。
さらに、AI機能や背景除去といった便利なツールを取り入れることで、作業効率と表現力は一気に向上します。
「デザインは苦手」と思っていた人こそ、今日からCanvaを使い始めてみてください。
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船越良太(@ryota_funakoshi)
デイトラWebデザインコース運営者。未経験から独学でWebデザインを学び、社会人2年目に独立。現在はデザイン会社社長・現役デザイナーでありながら、デイトラで受講生にWebデザインを教えている。