初心者Webデザイナーは「名刺制作」から始めよう!おすすめな理由と作り方をプロが解説

初心者Webデザイナーは「名刺制作」から始めよう!おすすめな理由と作り方をプロが解説

Webデザインを学び始めたものの、「最初の仕事につなげる方法がわからない」と感じていませんか?

そんな方におすすめなのが、名刺デザインです。

この記事では、名刺作りが初心者Webデザイナーにおすすめな3つの理由について解説します。

名刺の作り方やポイントについても説明していますので、ぜひ参考にしてください。

■動画で内容を確認したい方はこちら!
ももさん
【講師プロフィール】
ももさん(@momo_web24
デザイン会社社長。WebアプリのUI/UX設計からHP、ロゴ作成まで幅広くWeb制作に携わっている。デイトラWebデザインコースのメンター。

名刺作りが初心者Webデザイナーにおすすめな3つの理由

初心者Webデザイナーにとって、名刺づくりがおすすめである理由は次の3つです。

  1. 初心者でも取り組みやすいシンプルな案件である
  2. 仕事につながるきっかけになる
  3. 営業・ブランディングの武器になる

1:初心者でも取り組みやすいシンプルな案件である

名刺は、デザインの要素が比較的コンパクトで必要な情報も限られているため、Webデザイン初心者でも取り組みやすい制作物です。

制作工数も少なめで納期の負担も小さいため、初心者でも無理なく取り組めるのも魅力です。

また、名刺はクライアントにとっても依頼のハードルが低く、「まずは名刺からお願いしたい」というケースが多いため、初めての受注案件としても適しています。

最初のポートフォリオとして活用できるだけでなく、実践的な経験を積むための入り口としても、名刺はぴったりといえるでしょう。

2:仕事につながるきっかけになる

名刺制作は、単発で終わるのではなく、次の案件へと発展しやすい仕事のひとつです。

たとえば、「この名刺、すごく気に入ったからバナーもお願いできる?」「今度はWebサイトも相談したい」といったように、名刺が信頼構築の入口となり、継続的な仕事に発展するケースも珍しくありません。

たとえ小さな案件でも、「またお願いしたい」と思ってもらえる関係ができれば、それは次のチャンスにつながる大きな足がかりになります。

ももさん
私自身も、名刺作りから他の仕事の受注につながった経験があります!

3:営業・ブランディングの武器になる

リモートワークやオンラインでの商談が当たり前になった今でも、交流会や打ち合わせ、イベントなど対面で人と会う機会は続いています。

そのような場で自分でデザインした名刺を手渡せば、「センスのある人」「印象に残る人」として記憶に残すことが可能です。

また、ロゴや配色に自分らしさを込めておけば、「このロゴ、何か意味があるんですか?」といった会話のきっかけにもなり、人脈づくりや紹介につながることもあるでしょう。

紙の名刺が今も使われているのは、デザインの温度感が伝わるアナログならではの魅力があるからです。

デジタル名刺も活用される一方で、紙の名刺を好む人や場面も少なくありません。

両方に対応できるようにしておけば、どのような相手にも印象よくアプローチできるため、仕事のチャンスも広がる可能性が高まります。

実践!Figmaで名刺を作ってみよう

ここからは、実際にFigmaを使って名刺を作る手順を紹介していきます。

難しそうに感じるかもしれませんが、基本を押さえれば初心者でもしっかり形になります。

ぜひ手を動かしながら、一緒に取り組んでみてください。

必要な情報を整理

まずは、名刺に載せる基本情報を決めておきましょう。たとえば、次のような項目が一般的です。

  • 会社名
  • 肩書き(例:代表取締役、Webデザイナー)
  • 名前(日本語/ローマ字表記)
  • 連絡先(住所、電話番号、メールアドレスなど)
  • SNSやポートフォリオのURL(QRコード化もおすすめ)
  • ロゴ(あれば)

最近では、住所を省略するケースも増えています。自分の働き方に合わせて取捨選択しましょう。

Figmaでデザインを始める手順

名刺サイズのフレームを作成したら、以下のように進めていきます。

  1. ガイドラインを引く
  2. 文字やロゴを配置する
  3. アイコンを入れる
  4. ガイドの内側に収める

順に解説します。

ガイドラインを引く

要素の位置を整えるためにガイドラインを活用しましょう。

ガイドラインは、Shift+R(Command+R)で表示や非表示が切り替えられます。

文字やロゴを配置する

名刺に載せる情報を配置していきます。

テキスト部分は、Noto SansやJosefin Sansなど視認性の高いフォントを使うと安心です。

名刺はシンプルがゆえに少しのズレが目立つので、拡大して1px単位で細かい調整をしましょう。

アイコンを入れる

電話やメールの横にアイコンを置くと、よりプロっぽい仕上がりになります。

Figmaのプラグイン「Material Symbols」を活用すると、別のサイトからアイコンを取得する必要がないため便利です。

ガイドの内側に収める

名刺の端ギリギリまで要素を配置すると、印刷ズレの原因になります。

余白を意識して、ガイドラインのひとまわり内側でレイアウトを整えましょう。

ももさん
裏面はアピールしたい情報を記載しましょう!
たとえば、店舗やクリニックなどでは営業時間や休業日など表面には書けないけど、必要な情報を入れるとよいですね。

アウトライン化と入稿のポイント

印刷データを納品する際には、印刷するすべてのデータのアウトライン化を忘れずに行いましょう。

テキストが編集可能な状態のままだと、印刷時に文字化けする可能性があります。

Figmaでは【テキストを選択 → 右クリック →「線のアウトライン化」】で対応できます。

すべてアウトライン化した状態で、PDFとして書き出すのが印刷時の基本です。

サイズや余白を確認し、印刷業者の指示に従ってデータを提出しましょう。

まとめ:最初の実績づくりは名刺から始めよう

名刺は、初心者にとって取り組みやすいうえ、仕事につながるスキルや視点を身につけられる制作物です。

自分の強みや印象を整理しながら一枚の名刺に落とし込むことで、自然とセルフブランディングにもつながります。

実際に、名刺をきっかけに相談を受けたり、継続的な仕事につながったりするケースも珍しくありません。

リモート中心の働き方が一般化した今でも、対面でのやり取りや名刺交換の機会は残っています。

紙・デジタルどちらにも対応できるよう準備を整えておくことで、あらゆるビジネスシーンに柔軟に対応できるようになります。

ぜひ、本記事の内容を参考に名刺制作に挑戦してみてください。

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