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- 2025.02.16
「動画編集に興味があるけど、何から学べばいいか分からない…」
「ネットには情報が溢れすぎていて、どれを信じればいいの?」
そんな悩みを抱えていませんか?間違った情報や遠回りの学習方法で、貴重な時間を無駄にしたくないですよね。
そこでこの記事では、2025年最新版として、未経験から動画編集でクライアントワークができるようになるためのロードマップを徹底解説します!
この記事は、受講生3万人を突破したオンラインスクール「デイトラ」の動画編集コースのカリキュラムに基づいており、最新情報を踏まえ、今本当に必要な学習方法をご紹介します。
動画編集者として最初の一歩を踏み出したい方、確実なスキルを身につけて仕事に繋げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
まず、「動画編集」という言葉が具体的に何を指すのか、そして関連する「動画制作」という言葉との違いを理解しておきましょう。
より大きな枠組みとして「動画制作」という言葉があります。これは、動画の企画立案から始まり、撮影、編集、そして最終的な動画の完成・公開までの一連のプロセス全体を指します。つまり、アイデアを形にするための全ての活動が含まれます。
その上で、「動画編集」とは、この「動画制作」のプロセスにおける重要な一工程です。具体的には、撮影された映像素材や音声素材、用意された画像、テロップ(字幕)、BGM(背景音楽)、SE(効果音)などを、意図したメッセージや情報、楽しさが視聴者に伝わるように組み合わせ、一本の動画作品として仕上げる作業を指します。
動画編集は、単に映像をつなぎ合わせるだけでなく、クライアント(依頼主)の目的やターゲット層を理解し、最も効果的な表現方法を選び出す創造的な作業も含まれます。例えば、企業のPR動画、個人のYouTubeチャンネルの動画、結婚式の思い出ムービーなど、様々な「動画制作」プロジェクトの中で、「動画編集」スキルが活かされます。
引用:クラウドワークスの実案件内容
結論を先に示すと、動画編集ソフトは「Adobe Premiere Pro」がおすすめです。また、必ずしもMacである必要はありません。
理由や背景
「Adobe Premiere Pro」は、プロの現場でも広く使われている高機能なソフトです。操作に慣れれば、基本的なカット編集から高度なエフェクトまで、幅広い表現が可能です。また、同じAdobe社の「Photoshop」や「After Effects」との連携もスムーズで、将来的にスキルの幅を広げたい場合にも有利です。デイトラのカリキュラムでも、このPremiere Proを中心に学習を進めます。
引用:クラウドワークスの実案件内容
パソコンについては、WindowsでもMacでも問題ありません。大切なのは、動画編集ソフトが快適に動作するスペック(性能)を満たしているかです。
具体的な推奨スペックは以下の内容を参考にしてみてください。
Adobe「動画編集を
「動画編集はオワコン」という意見を耳にすることがありますが、それが事実かどうかを判断するには、現状と将来性を冷静に分析する必要があります。学ぶ前に業界の実態を知っておくことは非常に重要です。
近年、動画コンテンツの市場は急速に拡大しており、動画編集者の需要も高まり続けています。
総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、インターネット利用の目的として「動画投稿・共有サイトの利用」を挙げる人の割合は全世代で増加傾向にあり、特に若年層では8割を超えています。企業においても、商品やサービスのプロモーション、採用活動、社内教育など、様々な場面で動画を活用する動きが活発化しています。
YouTubeのようなプラットフォームの成長はもちろん、TikTokやInstagramリールといったショート動画の人気も高まり、動画のフォーマットはどんどん多様化しています。これに伴い、個人のYouTubeチャンネルだけでなく、企業が運営するYouTubeやリール、ショート動画といった分野にも需要は拡大しており、さまざまなスキルセットを持った動画編集者の活躍の場がますます広がっています。
▲引用:クラウドワークスのYouTube編集案件件数(2025年5月時点)
クラウドソーシング内にYouTubeの動画編集だけでも1000件を超える案件があります。質の高い編集スキルを身につければ、他の編集者と大きな差別化が可能です。今後さらに需要が増す分野だからこそ、早いうちからスキルを磨いておくことで、企業案件や高単価案件にもチャレンジできるチャンスが広がります。今まさに、動画編集を学ぶのに絶好のタイミングといえるでしょう。
AI(人工知能)技術の進化は、動画編集の分野にも影響を与え始めています。
AIを活用したツールには、以下のようなものがあります。
これらのAIツールは、編集作業の一部を自動化・効率化することで、動画編集者の作業負担を軽減し、生産性を向上させる大きな味方となり得ます。例えば、面倒な文字起こし作業の時間を大幅に短縮できれば、その分クリエイティブな編集作業に時間を割くことができます。
動画編集の相場は内容や依頼先によってかなり幅がありますが、ざっくりとまとめるとこんな感じです。
※個人・フリーランスに依頼する場合
動画編集者として仕事を得るためには、具体的にどのようなスキルが必要なのでしょうか。デイトラのカリキュラムでは、以下のスキルをバランス良く習得することを目指します。
大きく分けて、以下の3つのスキルカテゴリが重要です。
動画編集ソフトは、アイデアを形にするための必須ツールです。料理で言えば、これは『調理器具を使いこなす技術』。どんなレシピも、包丁を握れず火加減もわからなければ調理できないのと同じです。動画編集ソフトが、その調理器具にあたります。
Adobe Premiere Proの操作スキル
デイトラ初級編では、これらの基本操作を徹底的に学び、課題を通して実践的な操作に慣れていきます。さらに効率化テクニックや表現の幅を広げる応用操作を習得します。
YouTube動画の「顔」とも言えるサムネイル画像。魅力的なサムネイルは動画のクリック率を大きく左右します。Photoshopを使って、視聴者の目を引くサムネイルを作成するスキルも重要です。デイトラ中級編では、Photoshopの基本操作からサムネイル作成のコツまでを学びます。
調理器具が一通り使えるようになったら、次はいよいよ「料理そのものを美味しく、魅力的に仕上げる技術」です。
ただ食材を切って焼くだけでなく、どの食材を組み合わせ、どんな味付けをし、どう盛り付ければ人の心を動かす一皿になるのか。動画も同様に、視聴者を惹きつけ、最後まで楽しんでもらうための「編集のセンス」が求められます。
クライアントから信頼され、継続的に仕事を得るためには、技術以外のスキルも不可欠です。
どんなに素晴らしい料理も、それだけではお客様に選ばれ続ける店にはなりません。お客様の期待に応え、信頼を築く『もてなしと運営の力』があって初めて、プロとして輝けるのです。動画編集の仕事も、この点が成功の鍵を握っています。
動画編集の仕事は、ただ映像を繋ぐだけでなく、クライアントの課題を動画を通して解決することです。そのため、これらのスキルをバランス良く身につけることが、クライアントから「またあなたにお願いしたい」と思われる動画編集者になるための鍵となります。
ここからは、動画編集者になるためのロードマップを6ステップで解説します!
順に見ていきましょう。
本格的な学習を始める前に、「なぜ動画編集を学ぶのか」「どのような働き方を目指すのか」という目標を明確にすることが非常に重要です。目標が曖昧なままだと、学習の途中で「何のためにやっているんだっけ?」とモチベーションが低下し、挫折してしまう可能性が高まります。
周囲の状況や「誰それがこうだから」といった情報に惑わされず、自分に合った目標を設定しましょう。
ここでは3つの働き方を紹介していくので、自分の求める働き方をイメージして目標を決めてみてください。
そういえば動画編集での初のお給料は目標の月5万まで後少しでした🤏
全然達成できるラインは見えているので、他にも営業して達成できるように頑張ります!#デイトラ #動画編集デイトラ— ワハハ @動画編集 (@wahaha_runpika) April 8, 2024
目標が決まったら、学習を始めるための環境を整えましょう。
動画編集を学ぶためには、最低限PCを用意する必要があります。
おすすめのPCスペックや操作環境、あると便利なサブディスプレイについて解説します。
動画編集に必要なPCのスペックは次のとおりです。
最低限 | 推奨 | |
メモリ | 16GB | 32GB |
SSD | 512GB | 1TB |
CPU | Intel Core i7~ (3.2GHz~、コア数8~) | Intel Core i9~ / Apple M2 Pro~ (3.6GHz~、コア数16~) |
グラフィックボード | NVIDIA GTX 1660~ | NVIDIA RTX 3060以上 |
あまり予算がない方やとりあえずPCを購入したい方は、最低限必要なスペックが揃っているPCを選んでください。
推奨されるスペックのPCは値段こそ高くなるものの、動画のプレビューやエンコードがサクサク動き、快適に作業ができます。編集作業でフリーズしたり重くなる心配がほとんどないレベルです。
動画編集ソフトによっては、MacかWindowsのどちらが適しているかが変わる場合があります。
例えばFinal Cut ProはMac専用、Adobe Premiere ProやDaVinci ResolveはMac・Windowsどちらでも使用可能です。
必要な編集ソフトをインストールできるパソコンか確認し、操作に慣れていきましょう。
動画編集の生産性をさらに上げるためには、サブディスプレイがあると便利です。
サブディスプレイとは、メインで使われるディスプレイとは別に補助的に使用されるディスプレイのことです。
自分のメイン画面では編集ソフトを表示し、サブディスプレイでは素材の管理やプレビュー、参考資料などを表示して進められるため、作業効率が格段にアップします。
自宅に普段使っていないテレビがあれば、HDMIケーブルでつないでモニターとして使うことも可能です。
デイトラのカリキュラムをベースにすると、目標達成までの学習期間の目安は以下のようになります。
もちろん、学習に使える時間や個人の進捗によって期間は変動します。大切なのは、焦らずに着実にステップを踏んでいくことです。
それでは、具体的な学習プロセスを解説します。
まずは、動画編集の要となる編集ソフト「Premiere Pro」の基本操作を身につけます。ここで習得する主な操作は次の通りです。
Premiere Proの基本操作に慣れてきたら、次は動画のクオリティをさらに高めるための実践的な編集テクニックを学びましょう。ただ操作ができるだけでなく、「どうすればもっと良くなるか」を考える段階です。
ここで身につけておきたいのは、例えば次のようなテクニックです。
動画編集は、単にソフトを操作するだけが仕事ではありません。視聴者に「面白い」「分かりやすい」と思ってもらえるような「編集センス」を磨くことが大切です。
ある程度テクニックを学んだら、次はプロの編集技術を自分のものにするステップです。スポーツや芸術の世界でもよく行われる「模倣(トレース)」は、動画編集スキルを飛躍的に向上させる効果的な学習法です。
プロが作成した質の高いお手本動画を選び、それをそっくりそのまま真似て編集してみましょう。
カットのタイミングはどうか?
テロップはどのように表示されているか?
BGMや効果音はどんな効果を狙っているか?
このように、細部まで観察し、同じように再現しようとすることで、プロが持つ「編集の型」や「センス」を体感的に理解することができます。
動画編集のスキルが身についたら、次はそのスキルをクライアントに効果的にアピールするための「ポートフォリオ」を作成しましょう。ポートフォリオは、あなたの技術力やセンスを具体的に示すものであり、動画編集の仕事を得るためには欠かせない、いわばあなたの「名刺」代わりとなるものです。
ポートフォリオには、主に次のような情報を掲載して、あなたの魅力を伝えましょう。
動画編集スキルが身につき、ポートフォリオが完成したらいよいよプロとしての一歩を踏み出します。
どんなに高い技術を持っていても、それを仕事に繋げられなければ意味がありません。ここでは、様々営業方法にを知っていきましょう。
特長: 初心者でも比較的案件を見つけやすく、実績を積む第一歩として最適です。
活用ポイント: 低単価の案件も多い傾向にありますが、まずは1~2件受注して「実績」と「経験」を得ることを目指しましょう。ポートフォリオに載せられる作品が増えるだけでも大きな前進です。
▶ クラウドワークス
▶ ランサーズ
特長: クラウドソーシングサイトよりも、企業と直接コミュニケーションを取りながら仕事を進められる案件が見つかりやすいです。
活用ポイント: 時給制の仕事や、自治体からの発注案件(副業クラウドなど)といった、より安定した収入や社会的な信頼に繋がる案件にも挑戦してみましょう。実績に「箔がつく」案件は積極的に狙っていきたいところです。
▶ Wantedly
▶ Indeed
▶ 複業クラウド
基本的な編集スキルを習得し案件経験を積んだ今、単価アップを目指す絶好のタイミングです。さらに高単価案件へ挑戦し、次のステージで可能性を広げましょう。
ディレクターの役割
デイトラには「ディレクション編」があり、ここでは編集チームを率いるディレクターとしてのスキルを学ぶことができます。
さらに市場価値を高め、クライアントにとって唯一無二の存在になるためには、他のスキルとの「掛け合わせ」も有効です。単なる編集オペレーターから脱却し、より戦略的で付加価値の高いサービスを提供できるようになります。
動画編集の技術やトレンドは常に変化しています。新しい編集ソフトの機能、人気の動画スタイル、SNSのアルゴリズムなどを常にキャッチアップし、学び続ける姿勢が重要です。
この記事では、未経験から動画編集で仕事を得るためのロードマップを、デイトラのカリキュラムに沿って解説しました。
動画編集でクライアントから対価をもらえるようになるためには、「ツールの操作スキル」「魅力的な編集スキル」「円滑なビジネススキル」の3つをバランス良く身につけることが重要です。
そして何よりも大切なのは、最初に明確な目標を設定し、それに向かって日々の学習をコツコツと積み重ねていくことです。道のりは決して平坦ではないかもしれませんが、この記事で示したステップを着実に進んでいけば、必ずあなたの目指す動画編集者像に近づけるはずです。
この記事が、あなたの最初の一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。応援しています!
「何から学べばいいか分からない」「一人での学習は挫折しそう…」
そんな不安を抱えるあなたには、1日1題形式で無理なくスキルが身につくオンラインスクール「デイトラ」の動画編集コースがおすすめです!
デイトラ動画編集コースは、この記事でご紹介したロードマップに基づいた実践的なカリキュラムで、未経験からでも「クライアントから仕事として依頼されるレベル」の動画編集スキルを習得できます。
▲プロの動画編集者による丁寧な添削で、実践力が確実にアップ!
デイトラの強みは、なんといってもプロの動画編集者による手厚いサポート体制です。
そして、この充実したサポートがあるからこそ、デイトラで学べるのは「単なる編集ソフトの使い方」や「知識の概要」だけにとどまりません。実際のビジネス現場で本当に役立つ実践的なスキルや、案件受注のための提案方法までしっかりと学ぶことができます。
これから動画編集者としてスキルを身に付けたい方は、ぜひデイトラの動画編集コースを受講してみてください!
Komatsu(@komatsu_edit)
デイトラ動画編集コース講師。海外で暮らしながら夫婦で活動していた動画編集フリーランス。主にYouTubeの動画編集や企業のPR動画などを行い、登録者100万人超の大人気チャンネルを含む20チャンネル以上の編集を担当。累計1,000本以上の動画を納品してきた実績を持つ。